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ツヨシのイタリア生活日記ブログ

イタリア生活、ニュース、留学案内、イタリアならではの珍事などを日本人がほとんどいないウンブリア州のオルヴィエートからTsuyoshiが楽しくブログで伝えます。

2012年01月21日

ドキュメント:イタリア40時間断水奮闘日記

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昨日の夕方まで我が家一帯が断水の不幸に見舞われた。2日前の深夜から始まったフィレンツェ市内の断水、復旧する予定の翌朝後も、なぜか我が家は断水状態に。。。イタリア人の「のんびりさ」にイライラして、最後は諦めモード、そして拍手喝采で幕を閉じた「水なし生活40時間」を克明に報告したいと思います。


断水初日 23:00 それは突然の断水から始まる
それは予兆もなしに始まった。水が出ないのである。これはイタリアでは良くある「ご不便さ」である。イタリアに2年も住むと誰もが「やれやれまたか」という悟りの境地にたどり着く。それほどイタリアには「ご不便さ」が蔓延しているのだ。バス停に行けば場所が変更され、慌てて飛び込んだ公衆トイレは修理中の張り紙、急いでいる時に羊の群れで道路遮断などなど、いざという時ほどこの「ご不便君」は顔を現せる。
今回も僕と彼女は落ち着いていた。倉庫内にある「臨時貯水タンク」の蛇口をひねり、熱々のシャワーを浴びて気分爽快。その時はまだ、明日になったら直っているだろう、くらいにしか思っていなかったのだ。眠りから覚めれば消えてなくなる悪夢のように・・・。

2日目 6:30 まだ水が出ず・・・
所用があって早めに起きた。あ、水が出ない。タンクの水は使い切ったらしくカラカラ。早朝から出かけなければいけない時に限って、この有様だ。仕方なく残り少ないミネラルウォーターで顔と歯を洗って外出する。水節約で髪は寝癖が付いたままだ。

2日目 10:30 まだ水が出ず・・・汗
用事が済んで彼女に確認したらまだ水が出ないそうだ。近所の数世帯も渇水状態であることを知る。帰りに最寄りのスーパーでミネラルウォーターを6本買ってきた。ちなみに1.5リットル6本で2.7ユーロ(300円)。この時はまだ「今日中には復旧するだろう」くらいに思っていた。。。その時の僕に伝えたい「おまえの所見はぬるま湯のようだよ」と。

2日目19 Jan. 15:00 隣のおっさんぶち切れる
隣に住むおっさんがぶち切れた。森羅万象、すべての物事に対して怒りをぶつけ始めた。僕も彼に捕まり「断水報告センター 800.314.314」に電話するように怒鳴り散らされた。みんなで抗議すれば工事が迅速に進む、というのが彼の戦略のようである。わかった。わかったから僕の顔に唾しぶきを浴びせないでくれ。

2日目 20:00 レンジャー部隊到着!
断水から20時間以上経って、ようやく作業車とともに作業員数名が到着した。ロックな音楽が鳴り響き、夕日を背景に5人のヒーローがゆっくりと近づいてくるのだ。しかしすでに夜の8時。一見無作為に石畳を掘り返して、ここで作業終了。蛍の光をBGMに彼らは静かに退散する。

3日目 8:00 気合いを入れて作業開始か・・・
働くイタリア人の朝は意外ときっちりしている。8時に作業開始で、嫌がらせかのような爆音と振動を響かせながら石畳を掘り返していく。時々聴診器のようなもので水漏れ箇所を調べている。「やっぱり彼らは本物だ!!!」と思ったのもつかの間、12時に全員退散、お昼休憩のようだ。ヒーローとて不死身ではない、体力回復は必要だろう。だがほんとうに昼休憩に3時間も必要なのか。。。

3日目 15:00 我らのアントニオ登場!
パニーノをしっかり食べて、食後のカフェを満喫したヒーロー達が、また夕日を背に戻ってきた。ありがとう、フィレンツェ・ファイブ!僕のお気に入りは黒髪を後ろで結んだアントニオ・バンデラス風の若者だ。彼にだったら抱かれても良い、がんばれアントニオ!

3日目 16:00 やればできるイタリア人
フィレンツェ・ファイブは黙々と働いている。毎回思うのだが、イタリア人はやればできるのだ、ただ「やり始めない」のが問題なのである。僕のお気に入りアントニオも汗を袖口でぬぐいながら、懸命に働いている。頭上から眺める僕のために働いているのだ。差し入れに「いなり寿司」を持っていこうと思ったがやめておいた。

3日目17:00 ついに復旧、そして拍手喝采!
そうこうするうちに原因部分を発見。古い管を手早く交換していく。すごいぞ、トマーゾ!(←勝手に名付けたアントニオの上司)真新しい青い管を通した瞬間、我が家の蛇口から澄み切った清らかな市長の水*が、、、、バンザーイ!
工事の人たちも階下から「水出たか?やったな!ビバ!!!」の拍手喝采だよ。楽しいよイタリア!


こうして40時間を超える断水ストーリーは幕を閉じた。実は4日目の今も、家の前では掘り起こした穴を必死に埋め直しています。
イタリアは困ったことが多発しますが、それへの耐性ができないと生きていけないと再認識しましたヨ。怒ったら負けの世界、でも怒らなきゃ動かない、なんともさじ加減の難しい世界ですねぇ。ハイ。


* 市長の水・・・イタリアでは日本より早く郵政民営化され、水も民間企業が握ると言われています。おそらくそんな時に登場した言葉が「Acqua di Sindaco = 市長の水」。高いペットボトルのミネラルウォーターでなく、蛇口から出る水のことを風刺的に表現した言葉です。バールでも「市長の水でいいよ」なんて言って、蛇口の水をもらったりします。最低料金で生命の源である水が手に入るのは、当然のことながら、ほんとうに大切ですね。

* とうぜんトイレの水も流れませんので、知り合いのホテルでお借りました。復旧があと5時間遅かったらシャワーも借りようと思っていたところです。
* 最終的にペットボトルは18本買いましたよ。ただし使ったのは8本です。

【2012年1月21日 堂 剛 - Tsuyoshi Doh】(写真:フィレンツェの我が家の窓から)


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posted by Tsuyoshi at 20:33 | Comment(5) | TrackBack(0) | イタリア生活日記

2012年01月09日

親孝行?息子孝行の旅行が無事終了しました

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新年おめでとうございます。
イタリアで新年を迎えるのも早い物で8回となりました。年末には母が日本から来たので、いつにも増して盛り上がり!!!
彼女にとって初めてのイタリアはかなり楽しかったようで、滞在中ずっとハイテンション。僕も母も僕の相方もお酒大好きということで、朝から晩まで飲んで食べての毎日。それでも僕以外の2人は食欲落ちることなく、絶好調のまま旅行を終えました。


今まで両親を何度かイタリアに誘ったことはあったのですが、口先だけとバレていたのか、それとも遠慮なのか、来ることはありませんでした。今回は半ば強引に、アリタリア航空券を日本に残して来たのです。おかげで10年ぶりくらいの親孝行(かな?)ができました。


写真は年始のヴェネツィアで撮ったお気に入りの一枚です。ヴェネツィアは本当にどこを撮っても絵になります。


今回の旅行中なんと3回も「ツヨシさんですか?」と声かけられました。嬉しいですねぇ〜。声かけてくださった方、ありがとうございます。その横で母は「おまえ何か悪いことしてんじゃないよね」と訝っていましたヨ。はっはっは。でもおかげさまで土産話の1つになったと思います。


それでは皆さん今年もよろしくお願いいたします。
母には、昔書いていたブログの方が面白かったとダメ出しされたので、今年は「大いに笑って、ちょっと感心して、自然とイタリア好きになっちゃう」ようなブログを発信していきたいと思います。ハイ。

【2012年1月8日 堂 剛 - Tsuyoshi Doh】(写真:ベネチア・リアルト橋上から)


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posted by Tsuyoshi at 03:36 | Comment(5) | TrackBack(0) | イタリア生活日記

2011年12月31日

イタリアより、良いお年を!!!

calciofi.jpg


在住7年目にして、はじめて母がイタリアに来ました。一昨日はフィレンツェ市内観光&ショッピング、昨日はオルヴィエートへ日帰り旅行。今日はフィレンツェでのんびりカウントダウン、明日は元気ならピサへ日帰り、1月2日から2泊でヴェネツィア、そして最終日はフィレンツェからローマ空港へお見送りという、まずまず充実した感じになりそうです。


大晦日の今日は家で彼女が作る料理でカウントダウン。去年は町に出て爆竹にかなりビビらされたので、今年は家でゆっくり過ごすことにしました。でもさっそく昨日の深夜、近所で特大爆竹を鳴らした奴がいて、家で仕事していた僕はお尻が椅子から10センチも飛び上がりました。その音と振動はまるで小型爆弾です。。。
今日が爆竹のメインデー。早めに家に待避して、母と彼女と友達と楽しく新年迎えたいと思います。


Tanti auguri di buon anno a tutti!

皆さん、良い年をお迎えください!



【2011年12月31日 堂 剛 - Tsuyoshi Doh】(写真:『ローマ La Calbonara』のジュディア風アーティチョーク)


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