オルヴィエート、相変わらずのどかです。
新しい人と出会い仲良くなるとお互いの価値観ってのがとても大切になってくる。価値観が近ければ、より親密に、より長く付き合っていけるよね。
誰もがそうだと思うけど、僕も自分の「価値観」の基準を持っていて、それを質問として投げかける。「この人とはなんか仲良くやっていきそうだな」と思うと、お酒を飲みながら少しずつ質問を出していく。もちろん僕の意見も言ってお互いの考えを確認し合うのだ。
そのいくつかある質問のうち、これだけはなかなか一致しない考え方がある。
それが『親友に金を貸せるか』である。
僕の答えは「YES」なのだが、高校から仲良くしている友達のあいだでもこの質問だけは「NO」と答える人が多い。
もちろん言葉の定義は重要で、ここで言う『親友』とは人生において最も大切な友達という意味。
僕ももちろんお金は貸せるが、それは自分が許せる金額までだし、借金の保証人にはならない。今の僕なら何も聞かずに100万円を渡すのが上限で、それ以上欲しいとなるとさすがに理由を聞いてから検討すると思う。1000万円貸して欲しいなんて言われたら、すぐにはお金は貸さず、一緒に解決策を考えるの方が彼にとても有益だと思う。
ちなみに僕の友達のうち明確に「YES」と答えたのはわずか2人のみ・・・。
『親友に10万円貸してと頼まれたらどうするか?』
皆さんの意見、お待ちしています。
僕の考えもコメント内で順次書いていきたいと思います。ハイ。
(あ、これ、イタリア人の意見も聞きたいよね。国によって違いが出そうだな。。。頑張ってみます)
【2010年1月21日 堂 剛】
2010年1月22日、追記
皆さん様々な意見ありがとうございます。とても考えさせられました。思ったより「貸す」という意見が多かったです。たくさんの意見をいただいたので、僕の考えをもう少し詳しく書こうかな。
「貸さない」という考えの方は「お金を無心する時点で友達ではない」「最低限のルール」「お金は友情を壊す」という意見が多いと思います。でも所詮はお金なんですよね。親友にお金の相談をするってのは本当に困っている状況だと思います。そして困っている時こそ助けるのが友情かなと。本文中では「何も聞かずに貸す」って書いたけど、やはり理由は言うべきでしょう。
色々と考えたのですが、僕も最悪困った時は友達にお金を無心すると思います。まずは親兄弟に頼みますが、それでもという場合には親友を頼りにするでしょう。強い信頼関係があって、揺るぎないものだと信じていれば、多少は迷いながらも、少し遠慮しながらも、でも助けを求めて良いと思いました。
人に助けを求めるってのは恥ずかしいことではないのですよね。(僕もあまりできないのだけれども・・)。そして最良の人間関係ってのはお金ごときではビクともしないものであって欲しいな、と思っています。
PS. イタリア人の親友に聞きましたが、彼はもちろん貸すということでした。もちろん理由は聞くし、理由を言わないで金を借りるって状況はあり得ないだろうと。そして彼曰くは彼の友達は全員が同じことをするだろう、ということでした。ハイ。
ある意味、自分の人を見る目を試すいい機会と思ってすると思います。
以前自分も100万を親友に貸したことがあります。
もちろん無事に帰って来ましたが、その間心配してしまいました。自分は気が小さいなと思いました(笑)。だからその額はもう貸したくないです。
返って来ないと前提して、自分が破綻しない範囲で貸します。私にとってそれに値する親友はひとりだけです。
お金は・・・絶対に貸さないと思います。親友でも、彼でも。お金貸して?なんていわれたらそんな人だったんだって幻滅してしまいそう・・・。なんていうわたしはまだまだ小さい人間なのでしょうか?
お金の無心をしてくる相手には、私もがっかりしてしまいます。
ただ、病気など全くの不慮の事故でどうしても困っているなら、納得できる額を上げます。
わたしもイタリア人の意見に大変興味があります!一体彼らはどんなことを言い出してくれるんだろう…。結果、楽しみに待ってます^^
でも、保証人にはならないと思うな。
Via Valdossolaさんが書かれた事がとても的確で、やっぱり家族や生活に支障がない範囲で貸す、っていうのがYESと答える人の多くの意見のようですね。保証人にはならないってのも共通の意見のようです。僕もそうです。
> Yusukeさん
100万円ってのはすごいな。まあYusukeさんの経済状況は分からないけど、心配する気持ちも分かります。僕が100万円を親友に貸したら、間違いなく翌日には貸したことを忘れます。でないと心配しちゃうから。
> Kaiさん
自分が破綻しない範囲ってのはかなりすごいよ。僕も理想ではそうなんだけど、でも現実にはそこまで貸せないかも。僕は二人です。
> MI*さん
人間が小さいとかはないと思います。これは人それぞれの価値観なので。でも僕も彼女には貸しません。←僕って小さい?
> giovediさん
「人にお金を借りるのは恥ずかしい事、自分の身の丈を考えて生きろ」と教わったということは、giovediさんもそう思っているということですよね。やっぱり人によって考え方って違うもんですよね。僕ももちろん恥ずかしいこととは思いますが、それに手をさしのべないのはもっと恥ずかしいことと感じてしまうんですよね。
> micoさん
「私は親友だからこそ貸しません」、僕が今までたくさんの人に聞いてこの答えが一番多かったです。僕も親友に「お金を貸して」とは言えません。でもそれは僕が弱いからだと思っています。実際はそんなことでは親友という堅固な関係は崩れないものなんだよな。今日イタリア人の友達2人に会うので意見聞いてみます。
> kurogoruさん
そう、保証人にはならないよね。でもこのテーマは意見が割れて、ほんと、興味深いなぁ〜。
わたしもお金で関係がぎくしゃくするのは残念だからあげたつもりで渡せる金額まで、です。そういう状況になってみないとわからないけれど、あげるつもりで。。
親友にお金を貸せるかという話ですが、しっかりした
納得のできる理由を言えるか否かで
変わってくると私は思います。
言えない場合は論外で貸しません。
言えても納得ができなければ貸しません。
お金のかわりに拳をあげるかもしれませんが
それが友ではないでしょうか。
・・・と、まぁもったいぶって建前は挙げましたが、「では現実に
起こったら?」と言われれば貸さないのだと思います。
何故かと言われれば、理由はどうあれ「親友」にお金の無心を
するような状況になった人に、私が納得のいく説明が
できるわけがないからです。
・・よく、ひねくれていると人から言われます(笑)
そうね、貸す方はあげるつもりじゃないと引きずるよね。僕はそういう状況になったことがあるんだけど、なんの迷いもなく貸せました。その時に自分の中で、やっぱり親友だなと再確認できました。
> Mistfinerさん
僕もやはり理由は言って欲しいと思います。理由も言わずにお金を借りようって人とは友達にならないですよね。うーん、悩みますね。
私の財力では簡単に破綻しますから(笑)。
だから金額的に大きな額じゃないです。
お金は人との関係を変えてしまうから、
借りたくも貸したくもない、と思ってます、基本は。私の親友も同じで、その彼女が助けを求めるならよほどのこと・・・と、個人が特定できるからきっぱり言えてしまうのかも。
恋人には貸さないと思います、私も。
ずいぶん若い頃ですが、大切な友達(男・既婚)に30万円貸しました。彼が海外赴任中にできたカノジョに送金するためというトンデモナイ理由で、当時の私としてはかなりの高額でした。さすがに一瞬迷いましたが、返ってこなくてもまあいいや、コイツとの関係は壊れないな、と思えたので、貸しました。5年後くらいに返してきたときにはすっかり忘れていて、一瞬何だっけ?って思ったくらいです。まあなくても生活に支障ない金額だったからで、これが一千万とかだと、さすがに無理でしょうね。
恋人にはなんで貸せないと思うのだろう。やっぱりお金が関係を壊すという危険性を含んでいるということなのだろうか。親友っていうのは自分と考え方が近いから信頼性が高いのかな。家族になったらまた違うよね。
> pigletさん
そう、僕も貸したらすぐに忘れると思います。期待して待つのも関係がぎくしゃくしそうですし。友達の間にも力関係はあると思っていますが、そのバランスが崩れるのはちょっと怖いですよね。
返ってこないかも知れない事を前提に。
きっと私にお金を貸して欲しいと相談してくるまでには家族の顔も浮かんだだろうし、言うか言うまいか悩んだと思うんです。それで私に助けを求めてきたのなら、力になります。
私の考える親友とは、血縁が無い家族の様なもので、そう呼べる親友は2人です。
面白いテーマ(?)ですね!
私も人からお金を借りるなんて恥ずかしい、と思ってしまうと思います。
でも、もし家族や親戚に借りてもまだ足りない、もしくは借りることが出来ない状況であれば、最後に頼るのは親友かなと思います。
なので、私も理由を聞いてから貸すと思います。
貸せる額は、やはりかえってこなくても問題なく自分がやっていける程度の額になってしまうでしょうけれど。
親友と思っている人達であれば、お金の無心をされたとしても「そんな程度の人」ではないことは分かっているはずなので、できるだけのことはしたいと思うと思います。
できれば、お金が必要なその原因を、できるだけ解決できるよう手伝いたいと思います。
私も思わず反応してしまいました。
私なら、たぶん貸します。それは、
私が自分を信じているからです。
その自分の親友なら、自分を信じる
ように彼女(もしくは彼)を信じると
思うからです。
万が一返ってこない場合は、それは
きっと私にも、人にお金を借りても返さ
ない面がある人間なのだと理解し、更に
自分に見る目がなかったのだと諦め
ます。
自分のそばにいる人は、自分の鏡
であり、自分以上の人も自分以下の
人もいないと思っているのですが、
こんな意見、如何でしょうか。
「自分を信じる」そういう考え方もあるのですね。人それぞれ感じ方・考え方が違っていて興味深いです。近いけれど僕はやっぱり「友達を信じたい」なと思います。どの考え方にも一理あって、良い悪いはないですよね。以前、本かWEBかで読んだのですが、統計的に身近に友達が多い人ほど持ち物が少ないとか。すぐに人に借りられるからだそうです。ま、分かるような分からないような・・・
実は同じ質問をイタリアの語学学校で授業中に話しあったことがあります。
ヨーロッパのいろんな国の人とアメリカ人がいましたが
男性の答えは「何も言わずに貸す」が多かった気がします。女性は貸さないという人が多かったですね。なぜかしら?
私はできるかぎり貸します。
きり出せれ方にもよるとおもうけど、理由は聞くと思います。でも今まで親友たちには力いっぱいお世話になってるので、恩返しできるならいつでもしたいと思っています。でも、もし理由を聞いて納得できなかったら、叱り付けるかもしれません。経済的に貸せなかったら、精一杯解決する手段を一緒に考えると思います。
そうね、僕も男性のほうが「貸す」という意見が多いような気がしています。でも今回の意見はだいぶ予想と違いました。以前女の子に聞いたことあるのですが、その子は「日本人の大多数が貸さないと答える」という意見でしたので、今回の皆さんの回答にはちょっとびっくりです。