僕はイタリアに住んで、性格やものの考え方が少なからず変わったと思います。
昔はけっこう細かい性格で、「いらち」な面もあったのですが、イタリアに来て大らかになったというか、物事を客観的に見ることができるようになりました。
そんな細かな性格の僕は、新居に移るに当たり決めたことが1つあります。
「掃除を楽しめるようになろう」です。
理由は明白、同居人が「掃除嫌い」だからです。僕は決して綺麗好きではないでが、それでも、同居人の傍若無人ぶりは目を見張るものがあります。怒りを超してすがすがしいくらいです。でも長く生活をともにすれば間違いなく喧嘩の火種になるでしょう。分かっていて放っておくのはアホですよね。そこで僕は思いついたのです、「そうだ『掃除』を趣味にしよう!」と。
自分でもびっくりしますが、どんだけポジティブなんでしょう。有言実行、引っ越し後に最初に買った家電が掃除機です!!!
イタリアの家庭には掃除機があまりないんですよ。みんなホウキで掃除します。イタリアに7年住んで、掃除機を持っている家は1軒しか見たことないです。僕ももちろんイタリア初の掃除機です。もうめちゃくちゃ便利ですねぇ〜。日本にいるときに感じない便利さってのがイタリアにはまだまだたくさんあるようです。
さて、僕の第一歩は掃除機購入から始まり、各種洗剤とスポンジ、ガラス用スプレー、ドアノブ用の金属つや出し剤、木製トイレ便座用のワックスまで揃えました。やるときはとことんまで。思い立った時に一気にテンション上げないことには、面倒な掃除が趣味になんかなるわけがありません。形から入って、自らのモチベーションを高める作戦です。
キッチンのコンロは今、ピカピカです。家の中にホコリもほとんど落ちていないかな。水道の蛇口やカランも磨き上げましたよ。ついでに節水コマも取り付け、照明も全部省エネタイプの蛍光灯に変えました。まったくもって気分良いです。
上昇したものはいつか落ちるって!?
そう、僕の趣味がいつまで続くか。それが課題です。ハイ。
【2011年7月9日 堂 剛 - Tsuyoshi Doh】(写真:ダイニングの窓より)
イタリアの家庭で掃除機ないんですか?土地にもよるんですかね?
わたしの知る限り掃除機ない家庭見たことないですよ!
わたしも掃除キライだからツヨシさん見習って趣味にしたいです。長く続く趣味に…
フィレンツェに引っ越されたということで、今年は夏休み一ヶ月半イタリアに行くので見かけられるかも…と、密かに楽しみにしてます!
義両親の家がsan cascianoなので、フィレンツェに行く際にはいつも以上にキョロキョロしそうです。
イタリア、たしかに掃除機って見かけませんね。私の場合はできるだけ掃除の時間を短縮できるように、いかに掃除しやすい部屋にするか(物をあまり床に直置きしない、とか)、をテーマにしてますね〜。
これからも環境が変わった堂さんのブログ楽しみにしています☆
僕は掃除機見たことないですね。オルヴィエートでもフィレンツェでも、みんなホウキ使いです。ほんとに。
> Junkoさん
永住できるといいのですが、更新申請の度に毎回神経すり減ります。なかなか疲れる作業です。ま、あまり深く悩まずに、ゆっくり行きたいと思います。とか言って、今年更新ダメだったら家だけ買って日本帰国という悪夢が僕を待っています。。。
イタリア人のお宅っていつも綺麗に磨き上げられているというイメージなんですが、掃除機がないというのは意外でした!ほうきを使うんですね〜。
ツヨシさんの有限実行力は素晴らしいですね〜!
私も彼と同居始めたときに、逆パターンで同じ境遇になりましたよ。これも価値観の違いってやつでしょうか(笑)
私も掃除嫌いだったのですが、相手が変わらないので奮起して掃除を豆にする習慣をつけました。最初の1週間くらいは嫌々にやるんでストレスが拭えなかったんですが、だんだん無心の境地というか、無意識に掃除するようになってきて、今では気がつけばいつのまにか終了しています。
毎日の歯磨きくらい習慣化するとストレスも感じず、自分自身が快適に過ごせるので満足してます。
ただ今は、ちらかし魔の彼から、潔癖だの神経質すぎだの言われるのが逆にストレスかもしれません(笑)
わたしも掃除は好きではないのですが、今の自宅を購入したときに床材に濃い色を選んでしまったのが運のツキでした。埃が超目立って、「家具のハンドモップかけ→フローリングシートかけ×2→フロアモップかけ→掃除機」の過程を毎日実行しても(今は節電のため、掃除機は1日おき)翌朝にはまた埃が降り積もっているのです。それだけやると他の箇所を掃除する気力もなく、トイレと洗面台は週1回、他のところはもうやるしかない状況になったとき、あるいは来客の予定が決まったときに慌てて...というパターンですね。ちなみにお風呂はわたしが朝食を作っている間に、ダンナが毎日やってくれています。男女に関係なく、やれる方がやる、というのが今のカップルのスタイルなのだと思います。掃除だけでなく、家事全般において。そういう面では、一人暮らしの長かった男性はパートナーとして有難いですね。堂さんの彼女さんもお幸せだと思いますよ。堂さんにしても「彼女がいてくれてよかったなぁ〜。」と思うことがきっとたくさんありますよね?
イタリア人のマンマ、家の中はとても綺麗好きですね。はじめてイタリアに来たときは、町の汚さと家の中の綺麗さのギャップにびっくりしたものです。僕はまったく神経質ではないので、まあ、適当に手抜きしながら、続けていきたいと思います。
> KAZさん
なるほど濃い色の床はほこり目立ちそうですね。イタリアに来て感じたのですが、日本よりイタリアの方がホコリ少なく感じます。なんででしょう。湿度でも関係するのでしょうか。僕も彼女とはお互いが時間のあるときに得意なことをやるという考え方です。ただ僕には不得意なものがないのが悩みの種です。ハイ。
堂さんのアーモイタリアの記事を参考に一昨日Osteria L'Antico NOE行きました。
解説通りにとても美味しくて、満足度100%です。フィレンツェ風ステーキは1.3kgからだったので、断念しましたが代わりに食べたフィレステーキは、柔らかくてかなり美味しかったです。
肉と同じ大きさで上に乗ってる生ポルチーニと同じ位の柔らかさでした。
後、お店で堂さん達を見かけました。流石に日本人的シャイさで話かけはしませんでしたが、楽しそうに食事されてましたね。
ともかく、大変美味しかったです。会社(ブリュッセル)の仲間にも薦めます。ありがとうございました。
確かに一昨日はAntico NOE' で知り合いの方と食事していました。美味しいですよね。最近なぜかNOEに行く機会が多いです。
http://www.amoitalia.com/firenze/restaurant_noe.html