ようやく時間ができたので、先日参加した結婚式について書きたいと思います。
結論から言うと、今まで参加した結婚式のどれよりも盛大でした。で、平服で行った僕一人が完全に場違い状態でした。。。
知り合いのカップルから結婚式に招待され、彼らの地元レッチェに行ってきました。新婚夫婦さんとは何回かしか会ったことがないのですが、結婚式に参加できる機会もそうないですし、旅行もかねて、美しいレッチェに出かけて行ったのです。
猛暑の夏、暑いからと平服で挑んだのですが、これがまったくの場違い。完全に僕一人が結婚式招待客から浮いてしまい、どちらかというと教会前でスケボーで遊ぶ子ども達に溶け込んでいました。
式の開始は18時30分。僕はボロシャツで教会に向かいます。かなりの暴挙だとは分かっていましたが、イタリアはあまり細かなこと気にしませんし、過去にイタリアで2回結婚式に参加しているので、ま、大丈夫であろう、ある程度綺麗な恰好で向かったのです。でも教会前にいる若者達はみなスーツ。気温は35度くらいなのに、みなさんしっかりとドレスアップしています。この時点で僕は「カメラマンのふり」をしようと心に誓ったのです。
蒸し暑い教会の中、大量の汗をかきながら、多くの人が二人を祝福しました。
結婚式は何度参加しても良いもんですねぇ〜。自分のは興味ないですが、人のは楽しいです。
若い神父さんの話も冗談を交えて楽しく、みんなで笑いながら祝ったのです。
この時点で、この新郎新婦の実家はなかなかのお金持ちだと悟りました。南イタリアの結婚式は盛大とは聞いていましたが、ちょっと今までの結婚式とは規模が違うんですよね。
20時頃には披露宴会場へ移動します。郊外のヴィラを貸し切って開かれ、招待客190名ですって。人数も多いですが、やることがすべて豪華です。まずは瀧の流れるエントランスでスプメンテやらおつまみでアペリティフです。そして20時30分にメイン会場の中庭へと移動します。
地元の一流レストランが作ったという料理が素晴らしかったです。前菜はビュッフェ形式で、15種類くらいのメニューが庭の中心に置いてあります。アンコウのカルパッチョとか、オマール海老のサラダとか、ブッラータ(モッツァレッラの一種)とか、見ているだけで唾が出てきます(この時点では超腹ぺこ)。勢いつけ過ぎて前菜だけで腹8分目にしてしまいました(成長することなく、毎回同じ失敗を繰り返します)。プリモピアットは伊勢エビのリゾットと、トマトの入った魚介の生パスタの2皿でここからは各テーブルに給仕されます。リゾットが味わい深くてとても美味しかったですが、この辺でダウン。メインは平目のアスパラ巻きソテー。デザートに柑橘系フルーツのソルベ。
食事の間は、ボーカル付きの軽めのジャズなどが生演奏され、途中に新郎新婦のビデオ紹介などもありました。こういうのは日本の披露宴とよく似ていますよね。でも挨拶や余興などはまったくなかったです。お客さんに料理を楽しんでもらう、という考えが根底にあるようです。もちろん、各テーブル(8名)ではワイワイと話が盛り上がっていますよ。
食後はみんな一斉に移動して、別の会場でケーキ入刀があり、さらに別の中庭にデザート一式がビュッフェスタイルで用意されていました。芝生の上にソファーが点在していて、そこでゆっくりとドルチェやカフェ、もしくは食後酒を楽しむのです。今思い出すと悔しいのですが、お腹いっぱいでデザートは一品しか食べられなかった・・・。残念!
この時点で23時。食べ始めて2時間30分が経過しています。
すると小さな舞台で、DJが音楽をかけ始めました。ディスコのスタートです。脇にはバーテンダーもいて好みのカクテルを作ってくれます。唯一の東洋人だった僕たちも舞台に乗せられ一緒に踊ることに。。。このディスコが終わったのが、なんと3時過ぎ、ホテルに到着したの時は4時をまわっていました。
式の開始から計算すると、実に9時間にも及ぶ長丁場。2時頃にはパーティ会場の従業員も呆れて帰っていきましたよ。
翌日は6時過ぎに起床。メールチェックを済ませ、10時の電車でナポリへと向かったのです。。。ヘトヘトでした。ハイ。
ちなみに、イタリアの披露宴にはご祝儀というのはないです。当事者は大変ですねぇ。
【2011年8月22日 堂 剛 - Tsuyoshi Doh】(写真:イタリアの結婚式の風景)
すごいですね。読んでるだけでヨダレもんです。ひろーいヴィラというのは、そうやって場所を変えて使われるんですね。いやぁ・・素敵です。
そして時間がたって、次におなかがすいた時、ああ・・あれ、今なら食べれるのにー!って、ドルチェの映像が思い出されたりして(笑)
(+o+)
来週からミラノに行くのですが、先にこちらのブログに気付いていたらミラノお勧めのホテルにしたのにと残念です。今回は航空券とセットのビジネスホテルです。
ブランド通りには縁がないので、素敵な一点物が買えそうなところってご存知ですか?
先月ジョージ・クルーニーのL'Americanoを見ました。一度も笑わない彼も渋く、イタリアの片田舎の町の風景が美しかったです。お勧めです。
着物が着られれば一番いいのですが。
ニ三年前にプーリアを旅してあちこちで結婚式に出会いました。皆、パリッとしていてセンスがいいなあと感心しました。ドレスダウンよりドレスアップのほうが難しいですね。
下手するとダサくなるし。
この前は大変失礼しました。TSUYOSHIさんが書かれたホームページだと思ったので。
後期高齢者になりましたので、最近はツアーで回っています。何かあった時に心配なので。ロマネスクの入っているツアーを選んでいるのですが、秋は夫の希望でワインがテーマとなりました。
また何かありましたら参考にさせていただきます。どうぞよろしく。
昨日も結婚式で食べ損ねたドルチェの夢を見ました。そのドルチェを用意したのは、レッチェ名店の「Il Natale」というパスティッチェリア・ジェラテリアだったのです。悔しいけれど胃袋に余裕がなかったです。。。
> かえるさん
写真では分からないですが、若い人の参加が多かったので、とても目の保養になりました。ドレス着た女性は本当に美しいですね。男性陣も恰好良かったんですよ。ただ一人除いては・・・
ミラノについては、下記サイト参考にしてみてください。
http://www.amomilano.com/
もしくはその管理人のミラノ佐竹さんに聞いてみても良いと思います。
「ジョージ・クルーニーのL'Americano」機会があったら見てみたいです。
> tinaさん
イタリアに留学などで長期来る女性は、けっこうドレス持ってくる人多いです。オペラ鑑賞などもありますし、意外とスーツ着る機会がありますね。僕も少しは持っているのですが、なんせ暑くって。。。
僕は毎回、ただのturistaですが毎回スーツは持って行きます!
高級ristoranteの為じゃありません
いつ何時、何か起こることを期待して…
私も友人の式に出ました。真夏でしたが、「着物で!」との事だったので、必死に着付けを練習しました。
日本と違って、司会者や変なスピーチもなく、本当にゲストと新郎新婦が楽しんでる感じで、また出たいです!!
南イタリアの方が結婚式は盛大なんですか?
私の友人宅も結構お金持ちだったんだ〜と今更ながら感じました。
確かに、一日中、食べて飲んで、歌って踊って・・・・本当に楽しいですよね〜。
悲しいかな、体力と胃袋がついていけなかった・・・・
誰か、結婚しないかな〜〜?!
南イタリアは結婚式が盛大というのは有名な話ですよ。名古屋が派手、と言われているのと一緒です。たしかに結婚式はお腹が一杯で悔しいですねぇ。