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ツヨシのイタリア生活日記ブログ

イタリア生活、ニュース、留学案内、イタリアならではの珍事などを日本人がほとんどいないウンブリア州のオルヴィエートからTsuyoshiが楽しくブログで伝えます。

2013年07月07日

フィレンツェの美味しいレストラン・ランキング(2013年7月)

fiaschetteria.jpg
魚屋「Fiaschetteria di Pesce」
カメラ:RX100


ここ数日、お客さんや知り合い(ともに日本人)と立て続けにフィレンツェのレストラン7軒を食べ歩きしました。僕のお気に入りのお店ばかりをピックアップしたのですが、僕の想像と実際の客さんの反応がちょっと違っていたので、ここにまとめておきます。

いずれも、僕のお気に入りのお店なので十分に美味しい店なのですが、彼らの感想がきっと、フィレンツェに旅行される方の良い参考になると思います。
一応ランキング方式に書きましたが、お店のカテゴリも違うので比較難しいです。お客さんも最後には「どれも美味しすぎて分からない」「順位なんか付けられない」と拒否されていました・・・・ははは。


第1位・・・魚屋「Fiaschetteria di Pesce」

フィレンツェ中心から徒歩15分にある魚屋さん。本ブログでも2度ほどその美味しさの感動を伝えています。人気出すぎて、料金も2割りくらい高くなりましたが、相変わらず旨い!です。当たり前ですが魚屋なので素材が新鮮。お店の中で食べるという「地元感」と、可愛い店内の雰囲気、店員さんの愛想の良さなどが好印象だったようです。祖トゥールに座るので居心地は決して良いとは言えませんが、料理にも皆さん大興奮で、特に生スカンピ、魚介フリット、魚介スパゲッティが素晴らしかったと大絶賛でした。メニューがほとんどなく、イタリア語話せないとオーダーも難しいので、その「貴重な経験」というのもプラスに働いていると思います。

参考までに5名で行ってオーダーしたのは、前菜盛り合わせx5、生の魚介x5=スカンピ海老(Scampi)、赤海老(gamberi rossi)、アサリ(tartufo di mare)、そしてマグロのタルタルx2(Tartara di tonno)、魚介のフリットx2(Fritto di mare)、魚介のスパゲッティ小x5(Spaghetti alla puttanesca)、発泡白ワインx1、白ワインx2、あとパンなど。合計200ユーロ弱、1名40ユーロとレストラン並に高いですが、かなり喜ばれました。今回のイタリア旅行で一番との声も。

その時のブログはこちら(お店情報あり)
http://blog.belgiappone.com/article/230697927.html
http://blog.belgiappone.com/article/231690035.html
上記ブログを書いた時よりも2割程度値段あがっています。。。



第2位・・・ワインバー「Mangiafoco」

美味しいハムとチーズが食べたいというリクエストで選んだのが、ヴェッキオ橋近くの「Mangiafoco」。一時は入り浸りしていたほど大好きなお店です。ここの魅力はチーズとサラミとワイン。特にワインのセレクトが素晴らしく、この時期はキンキンに冷えたスプマンテが旨い!お客さんたちはチーズに感動、ワインのジャムに驚き、生ハムやブッラータ(モッツァレッラですが中がミルキーです)に拍手喝采でした。

そして何よりもシェフが差し入れしてくれた「カラスミのタリオリーニ」に腰抜かしました(12ユーロ)。僕がここ5年で食べた一番美味しいパスタです。オリーブオイルベースのパスタにカラスミと檸檬の香りを和えただけのシンプルのパスタですが、パスタの小麦とカラスミ、レモンの香りが究極のハーモニーを生み出しました。どうしても忘れられなく、つい昨日再挑戦しましたが、あいにく「カラスミとマグロのトマトソースのタリオリーニ」にメニューが変更されていて、こちらはそこまでの感動はなく・・・。行かれる方は見つけたらぜひ注文してみてください、料理名は「Tagliolini con bottarga e limone」で大丈夫だと思います。ない場合は「Tagliolini con crema e tartufo bianco(白トリュフのクリームソースパスタ)」が旨いです。

ちなみにこのお店でワインのつまみにする欠かせない一皿は、ハム類とチーズの盛り合わせ「Tagliere Mangiafoco」です。ここは5人で食べて飲んで1人30ユーロ以下だったと思います。割引きしてくれます。
【店舗情報はこちら】
http://amoitalia.com/firenze/winebar_mangiafoco.html



第3位・・・トラットリア「I DUE G」

安くて美味しいところは?と聞かれた時に最初に答えるのがこの「イ・ドゥエ・ジー」です。今年に入って見つけたトラットリアですが、かなり通っています。ここはフィレンツェの平均レストランより2〜3割安いです。美味しい、店員さんが優しい、サービスがしっかりしている、と3拍子揃っている、数少ないレストランでもあります。

必食の一品は「Risotto verde(緑のリゾット) 」。ほうれん草とパルミジャーノを使ったシンプルなひと皿ですが、もう間違いなく美味しいです。量も多いのでシェアしましょう。な、なんと、8.5ユーロ!!!他には、「子羊のグリル焼き」(日によって無い場合あり)、「コロッケと野菜のフリット」もしくは「野菜のフリット」もかなりお勧め。個人的には、パンとトマトのおじや「Pappa al pomodoro」も良くオーダーします(5.5ユーロ!!!)。

読んで分かる通り、コストパフォーマンスがずば抜けています。2人で食べに行って50ユーロでお釣りがきます。ただ量が多いので2人だとあまり種類が楽しめないのが残念。そんな方は2回行きましょう。「2日連続で I DUE Gに行きました」というメールも良く頂きますよ。
【店舗情報はこちら】
http://amoitalia.com/firenze/trattoriaidueg.html



第4位・・・ランプレドット「Nerbone」

レストランとはちょっと違いますが、フィレンツェ中央市場内にあるモツ煮の屋台店「ネルボーネ」がかなり美味しかったです。ランプレドットとは牛モツを煮込んだフィレンツェ伝統料理で僕の大好物です。この「ネルボーネ」は超が付く有名店で「観光客も多いし、名ばかりだろう・・」と敬遠していたのですが、いやはや、フィレンツェでもトップクラスの美味しさでした。内臓は良く煮込まれていてとろけるように柔らかく、とてもあっさりしています。ほかにも、ローストビーフは肉汁がしたたるほど良い火の通り具合でしたし、オッソブーコの煮込みもタマネギたっぷりでとろける絶品でした。パスタ、リゾットも食べましたが、やはり作り置きなのでイマイチ。ここに来たら肉をメインに食べるのが良いようです。

難点はその混雑ぶりと、オーダーの難しさ。僕たちが行ったランチタイムは長蛇の列で(約20分待ち)、料理受け取るのもかなり体力使いました。食べに行くなら朝が良いでしょう。
【店舗情報】
Trattoria Nerbone
フィレンツェ中央市場内
8:00-14:30、日曜日定休、65席



第5位・・・オステリア「Santo Spirito」

「サントスピリト近くで」というリクエストで、急遽思い出して行ったレストラン。観光客が多いので個人的にはほとんど足運ばないですが、料理もまずまず美味しく、料金安いです。量が多すぎるので「ハーフ」で頼む人もいるのだとか。スタッフは若くてとても感じ良かったです。料理を少し味見しましたが悪くないです。でも他にも美味しいお店はたくさんあるので、この近くに用事なければそこまでお勧めはしないかな。この近辺でしたら美味しい人気店の1つです。
【店舗情報】
Osteria Santo Spirito
Piazza Santo Spirito, 19 r, Firenze
Tel: +39 055 238 2383
http://www.osteriasantospirito.it/



第6位・・・トリッペリア「Il Magazzino」

ここは日本人旅行者にも好評で「フィレンツェに来たらこのお店!」という人も多いのですが、今回はイマイチだったとのこと。僕は同席しなかったのですが、店員さんの態度があまりよろしくなかったようです。接客態度で料理を含めた店全体の印象は変わりますよね。過去にも「お店のサービスがイマイチ」という話も聞いたことあるので、基本的に愛想は良くないのだと思います。5年前はとても良いお店だったので少々残念です。(*)僕個人で最後に訪れたのは半年くらい前。相変わらずランプレドット、トリッパのパスタはかなり美味しかったです。あと「牛タンのカルパッチョ」とか食べられるので結構はまっていました。最近はこのIl Magazzinoの代わりに、2位のMangiafocoに行くこと多いです。
【店舗情報】
http://amoitalia.com/firenze/restaurant_magazzino.html



その他・・・日本レストラン「KOKO」

フィレンツェの日本食レストランは20軒くらいあるでしょうか(ほとんどが中国人経営)。その中でも一番美味しいのがこの「ココ」です。カリフォルニアロール系の巻物、甘辛いソースのカルパッチョなどがとても美味しく、日本では食べられない「フュージョン和食」が楽しめます。値段は少々高めですが、お店の雰囲気も良く座敷もあり、料理のボリュームもあります。寿司はブラジル人が握り、揚げ物などは中国人が作っています。基本はジャパニーズ・フュージョン料理なので、日本人にも「美味しい新しい料理」として受け入れ安く、ちょっと豪華に和食が食べたいという時に重宝しています。週末は予約必須。中心街から結構歩くので、お客さんはタクシー利用します。
【店舗情報】
Japanese Restaurant KOKO
Piazza F. Ferrucci, 4/5 - Firenze
Tel: +39 055 6587428
http://www.kokorestaurant.it/


以上です。フィレンツェを旅行される方の参考になれば幸いです。ハイ。
【2013年7月6日 堂 剛 - Tsuyoshi Doh】
posted by Tsuyoshi at 00:25 | Comment(5) | TrackBack(0) | イタリアの食について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
剛さん、こんにちは(^−^)二回目の書き込みをさせていただきました!

来月の今頃はフィレンツェにいるのでとても参考になりました!そこで自由行動があるので出来たら紹介されたお店に行ってみようと思います!

早くイタリアに行ってみたいです!
Posted by ヨッシー at 2013年07月13日 15:54
> ヨッシーさん
イタリア旅行、楽しんで来てください。フィレンツェのレストランも美味しいですよ。
Posted by Tsuyoshi Doh at 2013年07月15日 06:26
こんにちは。東京に住んでるイタリア人の女性です。たまたまこのブログを見つけて読ませていただきました。
とても面白いですね!とにかく、フィレンツェのtrattoria da Giorgio もおすすめです。安くて美味しいのでお時間があれば是非行ってみてください。
Posted by 丸ちゃん at 2013年11月09日 20:50
> 丸ちゃんさん
Trattoria da Giorgio、実は我が家から徒歩3分くらい近いのです。そしてda Giorgioと同じ通りに「il Contadino」という同じ価格帯、同じメニューFIXのレストランがあって、お店の人気度から今までContadinoしか行ったことありませんでした。こんどぜひTrattoria da Giorgioにも行ってみます。
Posted by Tsuyoshi at 2013年11月10日 18:43
フィレンツェ在住3年です。よく日本料理が恋しくなるのですが、ここでまともな日本料理を食せる店はないと諦めていました。KOKOの前もよく通るのですが、中華バイキングの類だろうと思っていたんです。今度是非トライしてみます。
Posted by sally at 2014年09月09日 19:20
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