
この写真を撮っている時に友達から「なにしてるの?」と聞かれ、「えーと、夏時間を記録しようと・・・」と訳の分からない返事をしました。ツヨシ=日本人は変わっている、と思われなければいいのだけれども・・・
昨日の夜、ついにサマータイムが終了しました。7ヶ月続いた夏時間が終わるとなんだか急に「寂しい冬」が来たように感じるのだから不思議です。日本ではあまりなじみのない夏時間だけれども、ヨーロッパ諸国ではかなり前から実施されています。イタリアで初めてサマータイムが導入されたのが1916年で、1966年にはエネルギー危機への懸念から正式に(継続的に)導入され、1996年に法律で「3月最終日曜日から10月の最後の日曜日まで」と決められました。3月には午前2時を午前3時に1時間早め、10月には午前3時を午前2時に戻します。
2007年の10月最終日曜日が昨日にあたり、午前3時が午前2時に戻る訳だから、1時間余分に寝られたわけです。おかげで頭がスッキリしてます。
でもなんか不思議な感じですよね。午前3時になった瞬間に、時計の針が午前2時になる訳で、午前2時10分は2回存在するのです。その時間に人と約束したりする時は「日曜日の2回目の午前2時半」とか「夏時間の午前3時半、冬時間の午前2時半」という説明になります。ま、そんな人はいないと思いますが・・・。
僕は昨日、友達の家で食事をしていて、食後に皆で一緒に映画を見始めました。あ、ちなみに見たのは2006年玉木宏、宮崎あおい主演の「ただ、君を愛してる」イタリア語字幕付き。(日本での評価は知りませんが、ストーリーは単調で幼稚、演技もイマイチでした)
食事を始めたのが夜8時30分。食事が終わったのが夜10時30分。映画を見終わったのが夜12時30分。いつも通りちと遅いなぁ〜と思っていたら、数時間後に冬時間になることに気づきました。冬時間でいうと夜11時30分!!!とっても得した気分です。友達もみんな「あーまだ11時半だね」と、あえて声に出してその小さな喜びを楽しむのでした(笑)。
僕は前から、テレビの時刻はどう変わるのかとか、テレビ欄ってどう書いてあるんだろうと疑問に思っていましたが、今回もいつものように確認できずに終わってしまいました。次回2008年3月の最終日曜日は新聞を忘れずに買って、テレ版を確認してみたいです。ハイ。
今回のサマータイムで時間を1時間早めたことにより、イタリア国内で6億5000万キロワット、8200万ユーロ(約134億円)分の電気が節約できたそうです。朝、明るい時間に起きて、夜、明るいうちに帰宅して早く寝るので、電気を点ける時間が減るということですね。それにしてもこの数字には驚きです。