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ツヨシのイタリア生活日記ブログ

イタリア生活、ニュース、留学案内、イタリアならではの珍事などを日本人がほとんどいないウンブリア州のオルヴィエートからTsuyoshiが楽しくブログで伝えます。

2008年01月13日

イタリア・ブランド商品の裏事情

プラートのドゥオーモ
フィレンツェの郊外にある美しい古都プラート(Prato)のドゥオーモ。近年人口が爆発的に増えているらしく、中部イタリアではローマ、フィレンツェに次ぐ3番目に人口の多い都市だそうです。



僕は昔からブランドにはあまり興味がありません。特に洋服やバッグ、靴などはそうで、実用性が一番と思っています。同じ値段ならより質の良いものを買いたいと思っているし、質が良くデザインの良い古着があれば喜んで飛びつきます。前にフィレンツェでスェードの上等の古着ジャケットを50ユーロで購入して、今も僕の最も気に入っている一着です。
大学時代はオシャレに目覚め、高級バッグを買ったことやプレゼントしたこともあるけど、それ以来は基本的に「反ブランド」です。


先日イタリアで興味深い番組を見たので紹介したいと思います。


フィレンツェの近くのプラートという古い美しい町にイタリア最大級の中国人街がある。プラートは生地製造業が昔から盛んで、今はそこにはいくつもの生地加工工場があり、イタリアのブランド商品を作っている。
フェンディ、プラダ、ドルチェ&ガッバーナ・・・などなど
中国人街の工場で働くのはもちろん中国人で、材料費込みで支払われるのは時給14ユーロ程度だという・・・。
契約書のない不法労働で、そのため彼らは税金を払うことができず、結果保険などを受けることができない。正規雇用さえされれば、税金を払うことができ、彼らは堂々と生活することができるのに・・・。
仕事がある時は一日12時間働き、仕事のないときは生活している工場内で隠れるように暮らしている。
ブランドマークが印刷された布や皮に、手製の厚紙をあてがい慣れた手つきでカッターで裁断していくのだ。


驚くのは、その商品は正規品として、イタリア国内の正規ショップで販売されている。もちろん正真正銘のメイドインイタリーである。
プラダのバッグを1つ作るコストは28ユーロ(4,500円)だそうだ。それを正規店で440ユーロ(7万円)で売っているのだそうだ。
フェンディのバッグも小さいものだと20ユーロ(3,200円)で買いたたかれるという。皮製の複雑なバッグでも1つ35ユーロ(5,600円)程度だという・・・。

グッチの小さな肩掛けカバンの一部を作っている工場もあった。そこでは1つ14セント(22円)で1日1000セットを作るという。
安く買いたたかれ、ブランド会社の必要な時だけ仕事がやってくる。ここが契約書のない仕事のゆえんである。うまみだけを吸い取る構造である。


ブランド好きの日本人の皆さん、ぜひ本物の良い商品を買いましょう。
ブランドマークが入っているだけで数倍にも値段が上がるっていうのは、おかしいことに気づくべきでしょう。
利益率90%を超えるバッグというのは、品質と値段とのバランスは全くとれてなく、その裏で大稼ぎしている人がいます。悪条件で働いている人がいます。
イタリアに来たら、ぜひ本物の職人が作るバッグや靴などを買いましょう。ま、それもとても高いのですが・・・


法律でメイド・イン・イタリーと明記するには、30%をイタリアで製造する必要があるそうです。(←注:ここは僕のイタリア語レベルの問題で、明確にはわかりませんでした)バッグ本体の素材を中国から輸入し、イタリアで縫製して、取っ手を点けると泣く子も黙る「Made in Italy」となるそうです。

比較対象としていくつかの優良イタリアブランドも紹介されていました。
その一つにカシミアセーターで有名な、BRUNELLO CUCINELLI(ブルネッロ・クチネッリ)が紹介されていました。クチネッリ社は一流メーカーとしての世界的な名声だけでなく、給料も高く、収益も保育園や教会の修復などにも充てられており、優良企業として有名です。


話がとりとめもなくなりましたが、最終的には消費者が見る目を養って、金色に輝くブランドマークに騙されないことだと思います。またその企業を良く知り、その上で商品を購入するという「分析力」も必要だと思います。
イタリアに来た時はぜひ賢く買い物してくださいね。ハイ。


ツヨシape
三輪トラック「APE」のTシャツをプレゼントされ喜ぶ僕。僕ってこんなレベルです

・・・と、偉そうに書いた僕ですが、実は昨年、勢いでYves Saint-Laurentの型落ちバッグを購入してしまいました。でも今はかなり後悔しています・・・。
一方、母のクリスマスプレゼントとして買ったフィレンツェの「OTTINO」のバッグはとても満足のいく買い物でした。
ブランドもの中には長く使えるものもありますが、それでも騙されている感は拭えません。職人が作るバッグや靴は高級ですがその分品質も高いと思いますが、皆さんどう思いますか?


posted by Tsuyoshi at 23:48 | Comment(30) | TrackBack(0) | イタリア生活日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも楽しみにブログ拝見させて頂いてます!

確かにブランド品ってロゴマークが入ってるだけで高いですよね〜あたしも20代前半の時はブランド思考で海外旅行=ブランド品を買うがメインでした(;゜ロ゜)

でも24歳の時にイタリア旅行に行った時からそのブランド思考が消えてしまったのです。。。

高くても技術があって価値のあるものに出会ったからです。それはイタリアで有名な“カメオ”でブローチは見た事があったけど“カメオの指輪”は見た事がなくしかも職人さんの手作りで一つ一つ絵柄が違うのです。

そして自分の好きな顔のカメオの指輪を見つけて買いました!

200ユーロで購入しました!今も気に入ってつけています。

だからあたしも価値のある誰もが持っていないものがいぃなと思ってしまいます!

4月にまたイタリアに行くのですがその時は“カメオのネックレス”を買いたいと思っています!!
Posted by みゆき at 2008年01月14日 22:04
プラ−トの話題、大変興味深く拝見しました。私はモデナ県在住で、仲良しの中国人がいるのですが、彼女がプラ−トの中国人街に働きに行って、劣悪な環境に嫌気がさし、3週間で帰ってきました。
私の住む町も服飾産業が盛んで、中国人が同じように働いています。
私は中国語ができるので、彼女たちの話が直に聞こえてくるのですが、結構過酷ですよ。
Posted by mimicarpi at 2008年01月15日 06:21
はじめまして、いつもガイドブックでは知りえないイタリアの話を楽しく拝見しています。
私もブランド興味ない派です、何だか「みんなでおそろい」みたいで。
人が持っていない良品を見つけた時は嬉しいです。

中国に旅行に行った時に偽ブランド品をそこいらじゅうで観ましたが、利益率90%のメイド・イン・イタリーもどうなのって感じですね。

ところで話は変わりますが、11月ごろ出まわる新物のノヴェッロ・オイルを今シーズンも購入したのですが、前の年に買ったものより香りも味も劣っていました。明らかなのが前年の残り物より色が茶色い。
販売業者に聞いたところ異常気象でオリーブの収穫に影響があったとの事でしたがそればっかりじゃ無い気がするのですが・・・。
Posted by keromi at 2008年01月15日 14:25
そういえば、初めてイタリアに来た時に、若者がブランド品をほとんど持っていないのに驚きました。

今は、ただ単に日本人の若者が極端にブランド好きという結論に至っています。なんで、皆あんなにブランドマークに引かれるのだろう?自分で上手に着飾る術を知らないのでしょうね(あ、僕も人のことは言えません・・・)。

さて、オリーブオイルですが、技術的なことを知らない僕にはなんとも分かりません・・・。たしかに収穫が悪かったのかも知れませんし、色々な要因があるのではと思います。

たしかにいいオリーブが獲れた年のオイルは美しいエメラルドグリーンをしていますね。
Posted by Tsuyoshi at 2008年01月15日 21:27
Tsuyoshiさん、こんにちは。

驚きました。殆どが利益だったんですね!
私も皆様と同じく、ブランドにあまり興味がないので、詳しく知りませんでした。

私の中では、同じ背伸びするなら(ブランド物を買いあさっている人の殆どが身の丈に合っていないですよね。)、自分の中に貯まるものにお金をかけたいと思っています。

ま、これも興味の問題でしょうが、食事とか社交の場とか…

ブランド物に数万円なんて払う気にはなりませんが、食事なら一回数万でも(もちろん数年に一度位ですよ)良いかなと思えます。
食べてしまえば終わりですが、マナーだとか、雰囲気を学ぶには良い場です。(^−^)

ブランド物って、これさえ持っていれば外してはいないよね的な保険に見えます。
(もちろん、とてもお似合いの方も多々見かけますが。)
自信がないから右に倣え的な発想から来ているのかな・・・と感じています。
もっと、自分は自分!と思える強さを小さなころから身に付けられると素敵な日本になりそうな気がします♪
Posted by maron at 2008年01月16日 11:09
ツヨシさん こんにちは。
とても興味深い話題ですね。
私もイタリアに来て初めて物の製造過程などを考えるようになりました。
ただ利益90%というのはちょっと疑問です。
コストの中には色んなものがまだ含まれるだろうと思うんです。広告料とかデザイン料などが。
なのでほとんどのブランドがコスト削減に力を入れるんだと思います。
ただ違法で働かせるというのは問題外ですが、、。
日本人がブランド物にこだわるのは”保証”がほしいからだと思います。
それから私の住んでる田舎ではブランド大好きな若者がたくさんいますよ。
偽ブランド品を持ってる人もよく見かけます。
Posted by hana23hana at 2008年01月17日 07:16
tsuyoshさんこんにちは。

フィレンツェ在住のエリです。
先週はいらっしゃらなかったんですね〜。
お会いできず残念でした。また今度いらっしゃる際はぜひお声かけてくださいね^^

さて、こちらの記事の件ですが、現在私はフィレンツェでテキスタイルの勉強をしていて、他人事ではなかったので思わずコメントをさせていただきました。
「プラートが中国人街になっている」という噂は耳にしていたのですが、まさかこういった裏事情があるとは恥ずかしながら全く知りませんでした。。
本当に、酷い話ですね・・。
この記事を読んだ後、たまたま友人から話があり知って驚いたのですが、実は私のクラスメートの女の子(中国人ではないのですが、東南アジアから来ていて中国語を話せるそう)も、その一人だったのです。
「イタリアで仕事をしてみない?学校も行かせてあげるよ」と声がかかり、『イタリア生活』を夢見てやってきたそうです。
彼女曰く、来る前に、どこか適当に近くの学校を選んで学生ビザを取るように指示されたとのこと。授業料等は負担する代わりに法外な労働をさせられているそうなのです。多いときには一日8時間以上も勤務させられ、課題をする時間もなく、学校も休みがちの状態になってしまっています。
彼女はまだ19歳なのに、母国へ帰るのを許されているのは年に一回のみだそうで、この違法な状況がバレることが怖くて、クリスマス休暇中は他の国へ遊びに行くこともできなかったとのこと・・それと、仕事が辛くてもやっぱりイタリアに住みたいから、辞められない・・と言っていました。

私も全くといっていいほどブランドには興味がないのですが、本来は品質やデザイン性の高さで値段が上がるはずなのに、ブランドタグを付けるだけで値段を跳ね上げるというのは全く理解ができません。ましてや裏ではこんな劣悪なことが行われているなんて・・。
それでも需要があるから、こういった結果になってしまうんですよね・・きっと。

イタリアは、高級ブランドへ行かなくてもメルカートなどで十分素敵な物が見つかりますよね!それも、破格で・・。高級ブランドは恐れ多くて足を踏み入れたこともないので相場が分かりませんが、最近はメルカートでの掘り出し物探しにはまっているので、ZARAのセールでも高く感じてしまいます・・^^;

自分でしっかり働いて稼げるようになったら、いつかはブランド物も見れる日がきたらいいなと思いますが、その時には自分にちゃんと分析力がついているようになりたいです。
Posted by Eri at 2008年01月21日 03:26
私もブランド志向ではありません。

本物を見ぬく力のない人は、ブランド品を持つと、安心するようです。

かく言う私も、エルメスのバッグはどうしてもほしくて、去年、中古で、15万円ほどのケリーバッグを買いました。結構傷やよごれがあったので、相当なお買い得でした。

これを持って買い物に行くと、店員さんがすごく丁寧で、まるで、黄門様の印籠のように思えました。自分でも、このバッグにふさわしい人間にならないといけない感じがして、とってもまわりの人に優しくなれる気がしました。
Posted by Tamako at 2008年01月21日 13:34
初めまして。

今度初めてイタリアに行きます。

私はブランド品にとっても憧れています。

そこで質問なんですが、私はBOTTEGAの長財布を買いに行こうと思っています。

イタリアだったらいくらぐらいで買えますか?

日本で買うのとイタリアで買うのはどっちが安いんでしょうか?

初めてで何も分からないので教えていただけるとありがたいです。
Posted by sakku at 2008年02月02日 20:25
sakkuさん
すみません、BOTTEGAの長財布の値段は知らないです。。。BOTTEGAってBOTTEGA VENETAのことですか?
ユーロ高を考えると日本で購入するのとほとんど変わらない気がします・・・。
Posted by Tsuyoshi at 2008年02月04日 01:29
お返事ありがとうございます。

BOTTEGA VENETAの事です。

ほとんど値段が変わらないなら是非イタリアで買いたいと思います。

イタリアではローマに行くのでフィウミチーノ空港を利用するんですが,その空港の免税店にBOTTEGA VENETAのお店があるかは分からないですよね??

ローマはスリとか多くてとても危険らしいので,ローマにあるブランドの通りで買うのはなんだか恐いなって思ってしまいます。
Posted by sakku at 2008年02月04日 19:22
フィウミチーノの空港内の免税店ですか・・・たしかなかったと思いますよ。
やっぱりローマならブランド通りでの購入になると思います。あとフィレンツェにも立派なお店がありましたね。
ひとのこと言えませんが、気をつけていればスリは大丈夫だと思います・・・説得力ないか・・・
Posted by Tsuyoshi at 2008年02月05日 08:38
空港にないんですか。

教えてくださってありがとうございます。

でもローマからフィレンツェは遠いですよね。

4泊しかしないので,ローマのいろんな観光地を巡ろうと思います。

ガイドブックにそれなりの格好をしていかないとブランド店に入った時に,店員さんにそっけない態度をとられると書いてありました。

やっぱりジーパンとかではダメですよね。

スリにあわない為には上品な格好はやめておくように言われたんです。

ところで,ローマに着たら絶対行くべき観光地とかいろんな役立つ情報があったら教えてください。
Posted by sakku at 2008年02月05日 23:26
はじめまして、意識はしてないのですが、いいなぁ〜♪と思う洋服はたいていイタリア製だったりします。

先日購入したコートは、買った後にイタリアのブランドものです。と言われました。

が、、、、タグを見てもいまいちなんていうブランド名かわからず・・・。

気にはなっているものの検索方法がなく気になりっぱなしでいます。

なんとか、わかる方法ってないのでしょうか? 

57の下に細長いTの字のような(10cmくらい)マークでmade in italyって書いてあるんです。。。。
Posted by ゆみ at 2008年02月26日 00:22
とても興味深い記事です!
ありがとうございます!

日本で、大学で経営学を専攻し、不法労働や児童労働の勉強も少ししたのですが、今いるイタリアで起こっているこのようなことをもっと知りたく思いました。

どのような本やサイト等を見ればこのようなことが知れるのでしょうか?
今まだまだイタリア語を勉強中で、どのようにすればいいか、語彙などもわかりません><

何かアドバイスがあればぜひ教えていただきたいです!
Posted by まゆみ at 2008年03月24日 22:06
とても興味深いお話ありがとうございました。
とてもためになりました。と同時に、自分の無知さに気がつきました。私も、ブランド物はあまり興味はないのですが、ただ、ブランドでも、発色がきれいだったり、使いやすかったり、デザイン性の優れたものには惹かれます。(しかし、金銭的にも身分的にも、まだ憧れなものばかりですが(笑))
イタリア製のもので、安い給料で、過酷な労働条件で働いている中国人がたくさんいることやそこまでして、利益率90%!!を得ている人たちがいることに、びっくりしました。

また、つよしさんがおっしゃる通りたくさんのものを見て、その商品の品質、価格を分析する重要性を改めて感じました。
 また、仕事柄、洋服の販売・店長をしておりますが、自社の商品のよさ、使い方、価格を改めてお客様に納得行くまで何でも説明できるように勉強し直し、また、他社のよいものを見たり、自分も買いもの力も、おしゃれ力も磨き直したいと思いました。
 日本では、販売員さんは高級ブランドでも売るとき、買うとき、あまりその商品のよさを説明してくれませんが、イタリアは違うのでしょうか?
Posted by kirari at 2008年04月21日 15:16
イタリアでも服飾店の店員はあまり商品の説明をしないですね。買うか買わないかはお客さんの好みで決まるので・・・「とても似合いますよ〜」というのはよく聞きます(笑)
あとブランドは、ブランドネームにお金がかかっているのが周知だから(誰もここまでとは思っていないですが)、今更商品の良し悪しは説明しないです。

Posted by Tsuyoshi at 2008年04月21日 16:03
私は高校3年で、今受験勉強の真っ最中です。

私は去年、イタリアに行きました。そのときの衝撃はハンパじゃなかったです

どこを見ても綺麗で将来は絶対フィレンツェに住みたいです!!

大学に行ったらイタリア語の勉強をしよう♪
って決めています!

そこで質問なんですが、Tsuyoshiさんは、どのくらい勉強して現地で話せるようになれましたか??

アドバイスしてくれたら、うれしいです!
Posted by MAI at 2008年07月13日 05:04
去年お書きになったものに今ごろコメントするのもどうか、と思いましたが、偶然こちらにお邪魔し(『天使と悪魔』の映画を見てあのイタリア語ネイティブじゃないなあと検索をかけたという経緯)早速「お気に入り」に入れました。ペル大で毎年夏に短期で勉強していた時期があったのですが、最初の年とくらべアジア人に対する態度が変わったような印象を受けていたところ、上記のような背景がその一因ではと友人から説明され、驚いたので、、中国からの留学生で欠席が多い人がいたのももしかしたら過酷な労働条件をのまざるをえなかったのかも。私はツヨシさんと同年代なんですが、なかなかふんぎりがつかず、短期滞在をくりかえすのみ。。尊敬します。これからもブログ楽しみにしています。
Posted by あんな at 2009年05月20日 01:28
イタリア製が、今では
Made in Itary (by Chinese) になっているという話題、気にしています。
特にプラートは、先進国製造業のお手本としてもてはやされてきていたので。
書籍では、タイトルを忘れましたが、アメリカがTシャツ産業をいかに中国製から守っているか について書かれたものに、プラートの悲惨な現状が章として載っていました。
しかし、その本やあるいは、繊維業界のHPでは、中国人が密入国でイタリアに渡りその数を増やし、イタリア人をひどいに目に遭わせているという論調でしたので、上のEriさんのお友達の話は驚きでした。
どうなのかな?
初めは中国人の密入国 →中国人と一緒に働く一部のイタリア人が人件費の安さに目覚める →東南アジアから誘拐まがいに… 
という流れかもしれまんせんね。
Posted by 兼六園 at 2009年06月18日 20:32
材料費込みとはとは言え、時給14ユーロなら、言われるほど待遇悪くないじゃないですか?

日本では正社員でもその数字に満たない作業員なんて幾らでも居ますよ
Posted by うめ at 2010年07月10日 19:55
> うめさんへ
ここで言っているのは日本と比べて悪いと言っているつもりではないのです。もし日本でも不法労働(契約なし)で、材料費込みで14ユーロ程度で働いているとしたら待遇かなり悪いと思いますよ。
でもそれを「たいして待遇悪くない」と感じる人がいるとしたら、それは麻痺していると思いますし、今後状況は好転しないでしょう。人ごとではなく、すこしでも真剣に考え、向かうことが大切だと思うのですが、どうでしょう。あとこの記事は2年以上前(リーマンショック前)に書いたので状況はさらに悪化していると思います。
Posted by Tsuyoshi Doh at 2010年07月11日 08:05
この記事を読んでますますブランドが信じられなくなりました(笑
私もいくつかブランドものを手にして使ったことはありますが機能性の面では「?」と思うものばかりでした。ロゴが入るだけで付加価値が付き、値段も跳ね上がる、実際使ってみると大したことない・・・裏事情を知ると「あぁなるほど」と納得です。
デザインのかっこよさは素晴らしいですがね。けど使い勝手が悪けりゃ粗悪品(爆
ネットオークションなどでたくさんのブランド品が売られているのも「実際手にして使ってみたらあまり良くなかったから」という理由もあるかもですね。
ということで私も今はすっかり反ブランドです。
Posted by ゆあん at 2010年07月12日 13:33
初めまして。イタリアの隣国のオーストリアに住んでますが、イタリアの服飾産業と中国人コミュニティの問題については聞いたことがあるので興味深く思いました。ミラノあたりでは中国人移民への風当たりが強くなってるそうだと。でも、イタリア人にいい様に利用されてるのは移民達の方なんですね。

日本人が言ういわゆるブランド物ってのは、本当は「王侯貴族や億万長者が買い物するような高級ブランド」のことだったんだなと、欧州に長く住んでいて分かりました。自分の身の丈や給料の額にあわないような金額のブランド物や自動車を買いたがるのって、欧州でも特に下層階級ではよくあることですよね。これは下の方の社会階級の人間の上昇志向の表れで、見かけだけでも少しでも上流側に所属したいという欲求みたいなものなんだとか。まさに日本のバブル世代がそうだったと思います。

高級ブランド品も本当に手作業とかで大切に作られているものは、何十年も使えるし飽きが来ないですけど、名のない職人さんでもそういうものを作る人たちは、たくさんいますよね。ただ名前(ブランド)が世界的に知られていないだけで。例えばオーストリアにもそういう会社はいくつもありますが、イタリアのブランドと違って注目する人は少ない。グローバル化で国外からも注文を受けないとやっていけない時代には、ネームバリューばかりが物を言うことになってしまう。

しかし当のファッション大国イタリアは、歴史と伝統ある手工業を特に誇るべきものなのに、儲け主義に走ってそれをつぶすつもりなのでしょうか。不景気の時代で大金持ちを含めた購入者が一気に減っている時代には、ブランドの知名度だけでは物を売れない。製造社側も品質維持に努めないと、いつか本当にその価値の分かる顧客すら失ってしまうでしょうね。
Posted by しみずゆみ at 2010年12月26日 11:04
はじめまして。
「ゴモッラ」という映画をみてブランド品の内情を知り、ブランド、裏事情でググってこちらにたどり着きました。私もブランド品を散々購入してきたクチです。思うところがありまして大変な長文となっていまいました。もし、お読みいただければ幸いです。

BSのテレビ番組に金銭的には豊かではなくとも、豊かな人生を送っているイタリアの田舎の人々を淡々と流すものがあります。
地方で職がなかったり、生活の基盤がなくて都市に出てきている労働者も沢山いるでしょうから、田舎は決して皆にとって天国ではないこともわかっていますが、高級品は買えなくても、パック化されていない地元の生きた食材を食べ、ゆったりとしたイタリアの田舎の人々に憧れ、番組をみると癒されます。

高価なブランド品もそうですが、500円のランチ、500円のTshirtsも同じです。関わっている人達の待遇は?材料はどんな肉や魚?ピンクスライムってなに?気が付けばチェーン店ばかりが増え、個人経営の店がどんどん無くなっています。
価格競争をしていく限り、途上国並みになるまで日本人の平均給料は下がり続けます。世界が均一化する過程と考えればその通りですが、多くの人達は搾取される側の「現代の奴隷」です。多くの人々の犠牲の上で暴利を貪る企業、一部の「成功者」達。(○○クロのオーナーの資産は8000億円、片や若い労働者は低賃金で酷使されています。)欧米ブランドの「成功者」が自家用ジェットを手に入れ、クルーザーでカプリを豪遊。その費用がメディアに煽られた、給料をもらって生活しているつましい人々がなにも知らずに出していると考えるとやりきれません。金を出す本人が満足していればそれでいいという考えもありますが...。
食事にしろ、服の値段にしろ、なぜその値段なのか、何故消費を煽られているのかを考え、効率重視や経済重視以外の価値観が少しでも拡がればと切に願います。
Posted by ナポリ馬鹿 at 2012年04月30日 02:38
> ナポリ馬鹿さん
映画「ゴモッラ」は見ていないですが、とても興味深いです。たしかにナポリ馬鹿さんの書かれた通りで、価格競争の行く末は多くの不幸が待っているように思います。僕たちのできることは小さいですが、なにか消費・購入するにしても表面だけにとらわれずに、もっと大きな視点で考える力を養うことだと思います。
Posted by Tsuyoshi Doh at 2012年04月30日 19:22
Tsuyoshiさん

コメントありがとうございます。
何年か前にOrvietoを訪れたことがあり、あんな小さな(失礼!)田舎の(失礼!)崖の上の街に小さいながらもオペラハウスがあることに驚嘆したことを憶えています。
裕福そうな街でしたので特殊な例なのかもしれませんが...。大都市や大企業に追随するのではなく、クオリティーの高い生活、食文化、職人文化があるイタリアの田舎に日本人が「豊か」に暮らすモデルがあるのではと思っています。
これからもTsuyoshi さんの活きた情報、コラムを楽しみにしています。
Posted by ナポリ馬鹿 at 2012年05月01日 23:38
とても興味深く詠ませて頂きました。参考になりました。
Posted by scio'oco at 2013年06月28日 10:23
今日、テレビ東京で同じような番組やってた
ググってここに来ました
下請けに3000円で作らせたバックが10万円で売られてるとか
告発したイタリア人男性は下請けの工場も妻子も失ってしまった
一体どこのブランドよ
ちなみに私はブランド嫌いというか全く興味がないのです
それにしても不法入国の中国人はここでも多いんですね
プチネリみたいな経営者が増えるといいなあ
日本も気をつけないと段々ヤバいですね
所でイタリア人って中国人と日本人の区別つくのかしら
まあサッカーで本田、長友がミラノにいるけど
よく言われてるのはEU圏はアジア人は皆一緒くただとか
Posted by 青いエビ at 2016年04月25日 23:25
今日tsuyoshiさんのブログを、ふと見とれてしまい、ついついコメントしています。FBのお友達申請もしちゃいました。
先月1か月ルッカで料理修行してました。イタリアって興味無かったのに、ルッカですっかりハマリました。さて、ブランドですが、私は何でも疑問に思うと、自分で作りたくなるのです。それらしきバッグ、洋服、編み物、料理何でも首を突っ込みます。作り方さえ分かれば、後はブランドの刻印があるかないかだけです。

次回秋に一か月予定していますが、これほどの魅力のあるイタリアに、何故目が向かなかったのか、後10年早ければ、イタリア語も習いたかったと後悔しまくりです。ブログ楽しみにしています。
Posted by rico at 2016年07月07日 11:48
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