最初に行ったのはトーディ(TODI)。オルヴィエートから車で40分ほどの丘の上にある中世の町です。トーディは美しいのだけれども車がないと不便な町。僕たちは町を3時間くらい観光して、チーズ工場の見学をしました。
イタリアでも有数の美しさを誇るトーディのポポロ広場、そしてドゥオーモ。四角いファザードが特徴的で美しいです。中も優雅で一見の価値ありですよ。
僕がオーガナイズしたチーズ工場でのチーズ勉強会と試食会。僕たち二人にチーズの製造者が説明してくれます。
合計10種類のチーズと作り立てのヨーグルト、白と赤ワインをいただきました。タマネギのジャムや、カカオ風味のバルサミコソースなど、アレンジがとても興味深く美味しかったです。1日にこれだけチーズを食べたのは初めてで、当分チーズは食べたくないと思うほどでしたが、翌日にはしっかりと地元の羊のフレッシュチーズを楽しみました。
翌日は空いた時間を利用して、ボルセーナ観光。
オルヴィエートは霧に埋もれていたのですが、ボルセーナに入ったとたん快晴!湖でのんびりとすごし前日のワインを消化していました。この時点で僕の家には無数のワインの空き瓶が転がっています・・・
午後は僕のコーディネイトした「ドルチェレッスン」。イタリアのテレビ番組で活躍しているパティシエがドルチェコースを開いてくれました。さすがに解説、説明が完璧で、かなり突っ込んだ質問もしたのですが、スラスラと答えていきます。7種類作ったドルチェもすべてがイタリアで食べた中で一番美味しかったです。
写真はシンプルな「アーモンドのタルト」。一見ごくごく普通のケーキですが味は抜群でした・・・。
あまりにレッスンが楽しかったので、来週中にイタリア料理レッスンも開催する予定となっています。イタリア料理の講師となるシェフも人気テレビ番組で活躍中の有名人。なかなか予定を組むのが難しいですが、有名パスタメーカーの講師を務めるなどレッスンは本格的なので僕も楽しみにしています。
その日の夜は料理の先生が、僕のために和食を作ってくれました。僕の家にはあまり食材がないのですが、それでもテキパキとおかずが出来上がってきます。さすがにプロは違いますねぇ〜。どの料理も美味しくて僕は一人で大感動、大興奮でした。イタリアに日本料理店を出すよう勧めたのですが笑って流されました・・・残念。
翌日は朝5時から昼まで仕事で、午後からヴィテルボに行きました。ヴィテルボに行く前にまずは腹ごしらえに、僕が最もパスタの旨い店と思っている「Del Conte」に連れて行きます。ぜひプロの方に僕が選ぶナンバーワンのパスタを食べてもらいたかったのです。
思った通り彼女も気に入り、大興奮の様子。二人して旨いものを食べるとテンションがハイになります。今回はパスタの他に、ウサギのオリーブオイル煮を頼んでみました。ベラウマ、もといギザウマです。あ、もちろんワインは欠かせません。
夜のヴィテルボではのんびりと散策。夜のイタリアの町って本当に美しいですよね。空気が澄んでいて、ライトアップの淡い光がまるで童話に出てきそうな世界を作り上げます。
これはヴィテルボのドォーモ。シンプルですが内部はとてもゴージャスです。この横には有名な「コンクラーベの間」があります。ローマ教皇を選出する選挙コンクラーベはここで生まれたと思うととても不思議な感じがします。
ここでオルヴィエート滞在は終わり、フィレンツェに入ります。
フィレンツェでは僕の一番好きなレストラン「イル・ベジェタリアーノ(詳しくはこちら)」に連れて行きました。ここはすごく美味しいんだけど、店の場所が分かりにくくって、注文の仕方もなかなか難しいです。でも今回は僕がいるので大丈夫。おいしい料理をガッツリといただきました。
ここの料理はみな一皿料理。もちろんすべて野菜料理です。野菜だけなのにこのコク、この旨さが不思議なんですよねぇ〜。開店後30分もすると店は満席となってお店の外に列が並びます。あとここのドルチェは感動の旨さですよ。赤ワインとドルチェとカフェも頼んで一人17ユーロでした。
こんな感じでまだまだグルメ観光は続くと思います・・・・。
昨日はリボッリータ(野菜パンがゆ)の美味しい店に行きました。お店には大きく「Ribollita DOC」と書いてあります。DOCとは「最高の味と品質」をいう意味です。
あとフィレンツェでは、「Trattoria Cibreo」、「Quattro Leoni」、「Il Magazzino 」に連れて行きたいと計画しています。
ただどの店も最低一人25ユーロするでしょう。チブレイーノはおそらく40ユーロくらいかかります。。。さすがに僕の財布が悲鳴をあげそうです・・・。 ハイ。
タグ:オルヴィエート
拝みたくなるくらい、感謝デス☆
それにしても、写真がすごくキレイ!
私の画像とは大違いだねー
さすが、怨念のこもったカメラは違うね♪
一人暮らしの大学生には美味しそうな料理の画像は悪影響ですww
そういえば個人的なことですが大学の交換留学生として今年の8月くらいからイタリア(ピサ大学)に一年間留学することになりそうです♪
そうなったらいろんなレストランに連れてってください!もちろんツヨシさんのおごりで(笑)
お忙しそうと思ったら、こーんなにいろいろなことをされていたのですねーー!!
チーズ工場の見学、とても興味深いです。
オルビエートの「Del Conte」よさそうですね。つよしさんのイタリア中での一押しパスタ食べてみたいです。
でも確かにこの外観だと、一回目入るまでに長い月日がかかったのは分かる気がしますねー。笑
フィレンツェの「イル・ベジェタリアーノ」「Ribollita DOC」もよさそうですね。週末フィレンツェに行くのでリボッリータ食べたいです。
Ribollita DOCの場所はどの辺でしょう??
続編グルメ観光アップ楽しみです・・
Osteria COCOTRIPPONE
Via Gioberti, 140/r Firenze
Tel e Fax : 055 234 7527
土曜と日曜はランチがお休み
混むお店ではないので、夕食であれば早めの7時半ころに行けば大丈夫でしょう。ただ席数は25席程度とかなり狭めなお店です。ハイ。
ブログは拝見しておりましたが、コメントは初めてです♪
おいしそうですね(*^。^*)
TSUYOSHIさんお薦めのお店の一つ「IL MAGAZZINO」に大変興味があります!
夜は何時から開いてるかご存知ですか?
日本人は夕食が早いので19時くらいには開いてると嬉しいのですが^^;
次回のお料理も楽しみにしてます♪
今回も美味しそうな料理ばかりで羨ましい限りです。特にチーズ工場、出来立てのチーズなんてたまりませんね。
食べ物の話題という事で、今日本では中国から輸入した毒入り餃子事件で大騒ぎになっています。高濃度の農薬が冷凍餃子から検出され、重体1人をはじめ中毒患者が多数出ています。
イタリアの田舎町を旅して驚いたのが旬の食材だけが山積みにされていた事でした。本来当たり前の事の筈なのに・・・。
スーパーに行けば世界中のあらゆる季節の食材が何でも簡単に手に入る日本。
何か、その行き過ぎた歪が今噴出している様です。
日本とイタリアの架け橋となるべくがんばっていらっしゃるんですね。
当クラブもイタリアと北九州の架け橋になるべく奔走しています。
しかし現実は厳しいですね。
オルヴィエートには、ROMA留学時代よく日帰りで遊びに、行ってました。
今度ぜひ宿泊して夜のお散歩と朝のお散歩したいです。
カカさんへ
はじめまして、こんにちは。TSUYOSHIです。
Il Magazzino のレストラン情報は下記ページに詳細があります。ただ営業時間は書いてなかったですね。たしか夜は19時30分からだったと思います。イタリアのレストラン(特に美味しいレストラン)は早くても19時30分開始が多いです。お昼をちょっと遅めにして、バールでくつろいで、ゆっくり食べに行ってください(笑)。
keromiさん
そうですね、旬の食材という考え方が日本には少なくなってきましたね。キュウリが夏野菜だと知らない子供がほとんどだったり、魚が切り身で泳いでいると思っていたり、と・・・。ちょっと食に関する知識が貧弱になって、昨今、食育の重要性が唱えられていますね。食に関する意識の高いイタリアでもその傾向があって、スローフードというライフスタイルが見直されています。