
カメラ?カメラなんて買ったっけ?アルコールに心も体もゆだねて現実から逃避行したい気分。イタリアでなくて日本で、それもグラスで飲むワインでなくてジョッキで飲む酎ハイで・・・
前回、買って2ヶ月ばかりの一眼レフが盗まれてから1ヶ月ちょっと、新たに買ったデジカメが、今度はまだ一度も使う前に盗まれました・・・僕が買うデジカメはもはや呪われています。もしくはデジカメを買う僕が呪われているのか?
なぜ新品のデジカメが、使う前に、しかも箱を開ける前に盗まれたのかを報告します。今回はそんなにスリリングではないです。もはや盗まれ慣れたのかも知れません。
前回ちょっといい値段のデジカメを盗まれて意気消沈していた僕は、そのモヤモヤを吹っ切るために新たにデジカメを買う決意をしたのが盗難から1ヶ月くらい経った先月のことです。今回はさすがにお金がないので、ランクを落としたコンパクトカメラを日本のネットショップで購入することにしました。イタリアでカメラを購入するのはちょっとためらいます。なぜなら・・・
- カメラ操作が英語もしくはイタリア語表記である
- 説明書がイタリア語で使いこなせない
- そもそも値段が2万円くらい高い
僕の買おうとしているデジカメが日本では実売3万5000円くらい、イタリアだと5万5000円します。さすがにこの価格差ではアホらしくて買う気になりません。日本で購入しイタリアに遊びに来る知り合いに持って来てもらおうと思いました。その方にお願いしてみたところ、快くオーケーの返事をいただいたので早速ネットで購入、無事にその方の手元に届いたのが3週間くらい前のことです。
僕はそれからというものそのカメラのサイトを開いては眺めたり、YouTubeでそのカメラのスポットCMを見たりと気分は高揚しまくり、こんなにもカメラが欲しかったんだ・・・と自分でもビックリしたほどです。
僕は過去に何度か日本から私物を持って来てもらったことがありますが、毎回とても感謝しています。なぜなら人の物を持ってくるのって、壊れてはいけないととても気を使うし、かさ張るし、重いし、ようするに旅のジャマモノ以外なんでもない存在です。だからイタリアに来られた際はできるだけお礼をするし、頼む時には「壊れても文句は言わない」「キズなんか全然平気」「盗まれたら諦める」と伝えてお願いします。そして今回、盗まれました・・・。
先週、その知り合いの方が僕のカメラを持ってイタリアに到着しました。彼女のケータイから逐一報告が入り、僕もカメラはもちろんのことオルヴィエートでお会いできるのを楽しみにしていたのです。オルヴィエート到着の前日も「明日10時30分にオルヴィエートに到着します」というメールが入り、僕も「10時30分前後に駅に車で迎えに行きます」とウキウキしながら返信したのです。
しかし!!!
そんなワクワクしている当日朝8時、起きてメールをチェックしてみると、なんと不幸なメールが・・・
「ツヨシさん!すみません、デジカメが盗まれてしまいました。連絡待ってます!」

カラヴァッジョってすごいです。400年も前に僕のこの驚きの表情をキャンバスに描いていました。でも僕は髪に寝グセはついていたけど、花は付けていなかったと思うよ。
電話してみると彼女はかなり恐縮していて、困り果てて泣き出してしまいました。頼んだのは僕で誰も悪い訳ではないのですが相当ショックだったようです。僕がつい1ヶ月半前に盗まれたときと同じです・・・。僕は、カメラのことは全く気にしないでいいこと、他の貴重品が盗まれなかったのが幸いであること、安心してオルヴィエートに来て楽しい旅行を挽回しようと提案しました。彼女はその後旅行代理店に連絡したり、警察に行ったりと大変だったようです。
という訳で僕の新しいデジカメは、一度も箱を開けることもなく、一度も僕の手の中に収まることもなく消えてしまいました。
実はまだ書き足りないことがあります。
それはこの窃盗が実に巧妙であるのです。彼女はホテルに荷物を置き、20分だけ外出しました。ホテルはDIANAというローマの4つ星ホテルで、部屋はカードキーでオートロック。カードキーの仕組みは詳しく知りませんが、複製は難しいでしょうし、入退室のチェックも可能でしょう。暗証番号を変更することで紛失時などの不正利用も防げるのでしょうが、犯人は巧妙に部屋に侵入し、僕の「まだ見ぬデジカメ」を盗んで行ったのです。
デジカメを持って来てくれた彼女はオルヴィエート観光後、ローマから帰国するために予約していた同じホテルにもう1泊しなければなりません。最終日は厳重に手荷物はクローゼットの中にしまい、クローゼットにはダイヤルキーを施錠。さらに鍵を掛けたスーツケースとも結びつけたそうです。しかし部屋に戻るとそのダイヤル錠は無理矢理外そうとした跡があったとのこと・・・怖いですね・・・。

お母さん、僕またデジカメ盗られちゃった・・・どうしよう?
今回は色々と勉強になりました。セキュリティーに関して言えば星の数はあてにならないということかも知れません。
僕はイタリア国内を旅行するときは星なしや2つ星程度の安宿に宿泊しますが、ホテル内では安心しきっていました。やっぱりパスポートや貴重品は慎重に管理する必要があるようです。これからイタリア旅行をされる方、十分に防犯対策をしてください。最低でも100円ショップなどで売っているダイヤル錠とかワイヤー錠とかは必要かと思います(忘れてもイタリアの1ユーロショップでも売っています)。通常の窃盗は時間との勝負なので鍵を見ると諦めるケースが多いと聞きます。

懲りない面々。その一人
性懲りもなく、今度またデジカメ配達を友達に頼んでみたいと思います。
勇気ある方、連絡お待ちしております。
3度目の正直です。
それでまた盗まれたら・・・泣きます。確実に泣きます。ハイ。
窃盗被害については後日談があります。面白いよ。
(1) イタリアで窃盗に遭う・レストランにて
(2) 警察で僕が尋問?
(3) ありえない、デジカメまたまた盗難に遭う
(4) こんなことってアリ?3回目の事件発生か











