日本でもすでにニュースになっていると思いますが、昨年からイタリア各地の空港で預け荷物の窃盗が多発していて、今回大々的な一斉検挙が行われました。イタリア全土の空港で、合計86名の航空会社および空港関係業者の職員が逮捕されたそうです。
今回の発端は、イタリア半島のつま先カラブリア州にあるLamezia Terme空港で、近年、預け荷物内の盗難・損壊被害が100件以上も寄せられたことに始まりました。捜査当局はイタリア国内ではじめて航空機内に隠しカメラを設置して、犯行および犯人の特定に至ったとのこと。今回の捜査には400名もの警察官が導入されたということです。
犯罪行為のあった空港はイタリア全土に広がっていて、もっとも被害の多かったLamezia Terme空港のほか、バーリ、ボローニャ、ミラノ・リナーテ、ナポリ、パレルモ、ヴェローナ、そしてローマのフィウミチーノ空港でも逮捕者が出ています。
19人もの社員が逮捕者に含まれていたアリタリア航空は、『弊社も預け荷物の紛失には多額の補償金を払っており、被害者の1人である』と強調しながらも、『これまで以上に乗客の荷物への配慮をし、全面的に捜査にしていく』と表明しています。
衝撃的な動画逮捕者「86名」という数字も驚きですが、以下の隠しカメラが捕らえた窃盗の映像がさらに衝撃的です。ここまで大胆な犯行なのか・・・
この動画を見て「今度からは空港にある“ラッピングサービス”を利用しようかな〜」などと考え始めました。スーツケース1個9ユーロくらいだったと記憶します。なんか高いような、安いような・・・。いずれにしても鍵はしっかり閉めて、スーツケースベルト
(Amazonで見る) も着けるのが最低予防策だと思います。ハイ。
【2012年5月4日 堂 剛 - Tsuyoshi Doh】
posted by Tsuyoshi at 16:24
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