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ツヨシのイタリア生活日記

イタリア生活、留学案内、イタリアならではの珍事などを日本人がほとんどいないウンブリア州のオルヴィエートからTsuyoshiが楽しく伝えます。

2008年03月25日

ナポリのゴミ問題…モッツァレラの売り上げにも影響

モッツァレラチーズ


新聞を読んでいて気になるニュースがありました。
それは、ナポリのゴミ問題(詳しくは「ナポリにゴミが集まる10の理由」)により、ナポリのあるカンパニア州名産であるモッツァレラチーズの売り上げが激減しているのだそうです。


昨年、ナポリのゴミ問題がニュースで大きく取り上げられ、その後様々な有毒廃棄物の不法投棄が発覚しました。ひどい映像では大量のアスベストが羊や牛が放牧されているすぐ脇に不法投棄されていて、地面にたまった雨水を飲んでいたりしています。この状況もテレビで大きく報道されました。
その後(3月20日)追い討ちをかけるかのように、モッツァレラチーズの一部製品から基準値を超えるダイオキシンが検出され問題になりました。韓国もモッツァレラの輸入を一時禁止したそうです。


モッツァレラは水牛の乳で作られますが、有毒廃棄物が投棄された土地の飼料を食べさせたのが原因と見られています。ただ人体への健康被害の確率はとても低く、農業管理団体(Osservatori regionale sull'Agricoltura)の調査によると、1日1.3キロのモッツァレラを15日続けて食べない限りは問題ないとのことです。いくら大食いで、いくらチーズ好きでもこの量は無理ですね。なのでまずは安心して食べて良いということでしょう。この風評によってモッツァレラの売り上げは40%〜60%減少したといわれています。


さて、ここでモッツァレラについて勉強してみましょう。
モッツァレラの語源は「mozzare=切り離す、切り取る」という言葉で、モッツァレラを作る時に親指と人差し指でチーズを切り取る製造方法に由来しています。今でもモッツァレラは手作業で作られています。


モッツァレラチーズの作り方
できたてのモッツァレラはジューシーでうっとりするくらい美味しいよ・・・



1996年6月12日にカンパニア州の水牛のミルクで作られたモッツァレラがDOP(Denominazione di Origine Protetta = 原産地名称保護制度)を取得しています。DOPとは品質管理と産品保護のための地域が指定されていて、一定の基準をみたす伝統食材にのみ与えられる品質保証ブランドです。ワインやチーズなどが一般的ですね。

モッツァレラの産地は90%がカンパニア州で、残りはラツィオ州とプーリア州だそうです。
年間3万3000〜3万5000トンの生産量があってそのうち16%が輸出されています。年間売り上げは3億ユーロ(480億円)、イタリア国内に33万5000頭の水牛が飼育されていて、2500棟の飼育施設があり、2万人の労働者を抱えているそうです。

モッツァレラ
ニュース速報!

昨日(2008年3月26日)、イタリアでも日本がモッツァレラ輸入中断のニュースが大きく放映されました。各国が輸入見合わせを始めて、酪農農家のダメージが心配です。安全が確認され無事に再開されるといいですね。。。


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posted by Tsuyoshi at 01:06 | Comment(8) | TrackBack(1) | イタリアの習慣・時事

2008年02月14日

本場イタリアのバレンタインデーの反応は?

聖バレンタインデーの新聞
イタリア主要紙『Corriere della Sera』では12面がバレンタインのメッセージ投稿にあてられていました。いくらなんでも、やり過ぎです。



今日は2月14日ということで、バレンタインデーです。
本場イタリアでは数年前までそんなに盛り上がりはなかったのですが、年々派手になってきて、恋人同士がプレゼントを贈る習慣も定着して来ています。昨日も町の中はカップルが散策しているのが目立ち、ショーウィンドウはバレンタイン商戦のデコレーションが施されていましたヨ。


僕はここで告白したいと思います・・・
5年くらい前だろうか、その当時付き合っていた日本人の彼女とツーショットで、聖バレンタインについての取材を受けているのです・・・。その当時はRAIニュースなどでも僕のインタビュー・シーンが放映され、新聞にも毎年のように大きな写真が載っていたらしい・・・。「らしい」というのは、その直後彼女と別れてしまったので、毎年のように掲載される写真を見ないように新聞を買うのを避けていたのです・・・。


ま、それから4、5年経ち、ようやく僕も心の整理がついたので、今日、写真が載っているであろう「Corriere della Sera」を買って来ました。で、開いてみると・・・ない、ないです。僕のアホ面写真がないです。さすがに2年、3年と使い回していた写真に飽きたのでしょう・・・ちょっと残念やら、ちょっとほっとしたやら。。。


その代わり?、新聞には「バレンタイン特集」として、恋人同士のメッセージ投稿コーナーが12面にわたり掲載されていました。何百もあるメッセージですが、どれも凄いです!これぞイタリア人って感じです。それに比べると日本人の愛の告白は下手というか、可愛いというか、照れがあるというか・・・ここまで性格が違うのかと再ビックリさせられます。。。
面白いので2つほどメッセージを読んでみましょう。

『君のことをますます好きになる。君は僕の瞳の光だ。君は生きていくのに必要な空気のようで、僕の全てでもある。たまに怒らせてしまうことがあるけどゴメンね。でも一つだけはっきり言える、僕がもし画家だったらキャンバスに愛する君を描くだろう。愛する君へBoboより。』



『誰が言ったの?白馬に乗った王子様がいないなんて・・・。愛にあふれていて、誠実で、誠意があって、やさしくて、太陽のように明るくて、そして驚くほど感受性が強くて、あなたは私が知り合える男性の中で一番心の美しい人です。聖バレンタインおめでとう。私の王子様へ。』



楽しくなって来たのでもうちょっと・・・


『どんなときでも、僕の視線は君の可愛い目に釘付けになり、僕の嗅覚が君の香りを見つけてしまう。君を忘れることなんて不可能なんだから・・・大きなキスを、小さな僕のMozzyへ。』



『私の小ネズミちゃんへ。私の人生の一部となってくれてありがとう。毎日あなたの大きな深い愛を感じています。私はあなたが大好きです。一緒にいると素晴らしい時間が流れ、あなたが側にいるとその瞬間は信じられない感動に包まれます。永遠にあなたを愛するでしょう。キアラ』



全部読んだ訳ではないですが、80%がこんな感じです。。。ちょっと大げさな言い回しが多いけど、受けとった人は感動だろうなぁ〜。こういったストレートに感情を伝えることって大切ですよね、年に一回くらいは・・・。

聖バレンティーノの肖像
彼が「愛の日」の主役、聖バレンティーノです。オルヴィエート近く、同じウンブリア州のテルニという町に彼の教会があります。僕の取材もその聖バレンティーノ教会の前で受けました。大勢のイタリア人に囲まれてかなり赤面だったのを覚えています。ハイ。

PS. 昨日のラジオを聞いてくれた方お二人からメールがきました。わざわざメールを書いてくださりとても嬉しかったです。。。


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posted by Tsuyoshi at 22:32 | Comment(3) | TrackBack(0) | イタリアの習慣・時事

2007年12月03日

イタリアの学校、携帯で写真やビデオを撮ると最高500万円の罰金

イタリアの学校で携帯電話


昨日イタリアのテレビニュースを見ていてビックリしたので、慌ててブログを書いています。内容は学校内での携帯の使用禁止なのですが、その罰金の額にちょっとびっくりしたのでした。


イタリアの教育省がプライバシー保護の目的で、学校内で生徒が携帯を使って写真を撮ったり、ビデオを録画した場合、3,000ユーロから30,000ユーロ(約50万円〜500万円)の罰金を科すことに決めたそうです。この法案は、生徒に学校での生活態度を良く考えてもらいたいという意図があります。
また学校の責任者や教師にも罰則があり、権利のない個人情報をインターネットや写メールなどで公開された場合は、3,000ユーロから18,000ユーロ(約50万円〜300万円)、重大なケースでは5,000ユーロから30,000ユーロ(約82万円〜500万円)の罰金が課せられ、プライバシー保護法に則った処罰も課せられる可能性があるとのことです。


生徒に対する罰金としてはかなり高額ですが、それほど切羽詰まった問題であり、強く規則を守らせるという意思が見られます。また生徒の家庭や教師、学校にとってもこの問題を良く考えるいい機会になるでしょう。



イタリア国内で、「学校での携帯電話使用」はかなり前から論議を呼んでいます。

最初は日本と同様に、授業中での携帯電話使用が問題となり、メールを書いたり着信音が授業の妨げになっていました。イタリアは世界で最も携帯電話の普及率が高い国の一つで、実に95%といわれています。ほとんどの高校生が1台は保有していると聞きます。そのためすぐに授業中での使用が禁止となりました。当然ですね。


その後、ビデオ録画機能付き携帯電話の普及と、YouTubeの登場により、学校内で録画したビデオをインターネット上に投稿する生徒が増えてきました。それが最初にニュースとして大々的に取り上げられたのは「イジメの様子を録画したビデオ」です。
1年ほど前、YouTubeに学校内でいじめに合っている様子を録画した携帯ビデオが投稿され、いじめが大きな社会問題となりました。もちろん日本に比べるとまだ少ないのですが(残念ながら日本が多過ぎるのですが・・・)、学校内のイジメ撲滅運動がイタリア全土で展開されました。


その後も、いくつか「イジメの様子のビデオ」が見つかり問題となったのですが、その中に、生徒による悪ふざけで、ねつ造ビデオがあることがわかりました。この同じ頃、授業中に机の上で踊りだす生徒の様子や、教師が授業をボイコットする様子、学校のパソコンを破壊する生徒の様子など、学校のモラル、生徒の品性を問われるようなビデオが次々に投稿され、今回の法令制定とつながったようです。

その間、イタリアの学校も自主的に様々な対策を施したのですが、イタリアでも「モンスター・ペアレンツ」が増えていて、生徒を指導して行く上で法律的効力のある指針が必要となったようです。


今回の法令について、もちろんイタリア国内で大きな議論が生まれました。行き過ぎではないか?学校内でうまく解決できないのか?と。
しかし最終的には、近年の「生徒の態度の悪さ」と「保護者の攻撃性」が深刻であり、肯定派が多数を占めたようです。


オルヴィエート ツヨシ


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posted by Tsuyoshi at 00:37 | Comment(1) | TrackBack(0) | イタリアの習慣・時事
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