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ツヨシのイタリア生活日記ブログ

イタリア生活、ニュース、留学案内、イタリアならではの珍事などを日本人がほとんどいないウンブリア州のオルヴィエートからTsuyoshiが楽しくブログで伝えます。

2011年07月30日

イタリア質問サイト開設しました!

イタリア質問Q&Aサイト


僕は一応「イタリアに詳しい人」になっているようで(※実際はそこまで詳しくないですが)、日本から毎日20通以上の質問が届きます。バスの時刻表などはイタリア語ができないとなかなか情報にたどり着けないので、眠い目をこすりながら分かる範囲で返事しています。


例えば昨日の回答が得られなかった質問は、1枚の写真が貼られてきて「イタリアで売っている脚を美しく焼くためのテントらしいが、どこで手に入るのか」というものでした。15分くらいネットで調べたのですが、さすがにこれは無理でした。
丁寧に返事をしていると、2,3時間はあっという間に過ぎてしまうんですよね。


そしてここ数日頑張ったのですが、住居移転と僕の負担軽減という意味もかねて、以前からあった「イタリア質問掲示板」を一挙リニューアルしました。パチパチパチ!!!
その名も、
イタリア旅行の知恵袋
http://qaitaly.com
です。


やっぱ新しいサイトってのは嬉しいねぇ〜。
世の中には巨大QAサイトもあるけれど、ジャンル分けできていないんだよね。あと僕には機能も多すぎ。っつーことで、今回はイタリア専門のQ&Aサイトを作ったのです。


僕よりイタリアに詳しい人なんてごまんといるし、個別にメールでやりとりするよりも、WEB上に情報を残すことで広く人に役立つでしょう。


イタリア旅行で質問のある人はもちろん、我こそは「イタリア通」という方は、ぜひぜひ質問に答えてあげてくださいな。


今回の小さな発見。過去の質問と回答を読んでいると、ほんと旅行したくなりますよ。Q&Aサイトって読み物としても楽しいんですねぇ〜。どうぞ皆さんご活用ください。感想もくださいな。ハイ。


【2011年7月30日 堂 剛 - Tsuyoshi Doh】( イタリア質問サイト http://qaitaly.com
posted by Tsuyoshi at 06:16 | Comment(7) | TrackBack(0) | イタリアの質問に答えます | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月14日

ホント?イタリアを北と南で2カ国にする?

イタリアの自転車少年イタリアの微笑ましい写真を一枚。南も北も、イタリアはいいところです



ご無沙汰しております。イタリア=オルヴィエート在住のツヨシです。
スローな国イタリアで、一人馬車馬のように働いていました。。。あまりにブログの間隔が空きそうなので慌てて(でも丁寧にね)書こうと思います。


それでは早速、いただいた質問について考えてみたいと思います。
質問したいことがあります、イタリアの方とお話をして出てくる北と南についての問題です。住んでらっしゃるつよしさんはどう感じられているか少しお話頂けたらうれしいです



たしかにイタリアでは北と南で大きくカラーが違います。それは過去の歴史に由来していて、経済力も、ライフスタイルも、人の性格まで違うんです。良識ある人を除いて北イタリアと南イタリアの人たちはお互いを嫌っているのですね。
例えば北イタリアの人たちは南イタリアの人たちを
  • 粗野
  • ずるい
  • 人を騙す
  • 厚かましい
  • ほら吹き
  • 働かない
  • いいかげん

などと言います。


一方南イタリアの人たちは北の人たちを
  • 人情がない
  • 気取りや
  • 偉そう
  • 冷たい

などと揶揄します。
もちろんこれは悪口の中だけの話で、彼らはみなとてもいいひとです。


極右政党の中には「イタリアを南北に分けよう」などととんでもないことを言い出す人がいます。経済的にも豊かで、犯罪率も低い北イタリアを南と分ければ、すばらしい先進国ができるという訳です。。。実際に分けようなどという動きはないのですが、こういう考えをする北の人もいるということですね。


ミラノはイタリアの経済の中心地ですし、トリノはフィアット社の拠点があります。一方、南イタリアは主要産業に乏しく、経済的に貧しいです。貧しいが故、失業率も高くなり、教育の機会も減り、犯罪も増え、マフィア権力が横行するという悪循環。。。
ナポリからミラノに出稼ぎに行くと冷たくされるとも聞きます。


イタリアは小都市の集まりで、今も地元意識が強いです。例えばイタリアで初対面の人には「どこ出身?」という聞き方をしますし、方言もかなり強く残っています。郷土愛も強く、家族愛も強いイタリア人。。。ニューシネマパラダイスでトトがシチリアの生まれ故郷を捨てて、ローマで成功をおさめるストーリーがこれをよく表現しています。
イタリアに留学する時などは、こういう背景も理解した上で町を選ぶといいと思います。
ちなみに僕は中部イタリアに住んでいて、南イタリアを愛しています。。。ハイ。

イタリアのラジオ出演
来週、またまたラジオに出演予定です。その後はついに全国放送TVに登場!詳細は改めて書きますが、今社会問題について色々と考えて、勉強させていただいています。いい刺激になります。ハイ。

posted by Tsuyoshi at 20:11 | Comment(7) | TrackBack(0) | イタリアの質問に答えます | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月28日

イタリア人の喜ぶお土産ベスト10!ズバリ教えます!

ドンキホーテでプレゼント
ドンキの奇をてらったプレゼントがウケるかと思えば、そうでもなかったりします・・・あげる側だけテンションが高くなり空回り率100%。逆に100円ショップのお箸やマグカップなどベタなものが人気に・・・
お土産選びって難しいですねぇ〜。



前回のブログ記事のコメントにまたまた質問がありました。

いつも楽しく読ませて頂いてます。4月から1年間ヴェローナに留学します。留学先の先生や大家さんにおみやげを買って行こうと思うのですが、どんなものが喜ばれるのでしょうか?
羊羹はNGと聞いてちょっと意外でした。何かアドバイスがあればよろしくお願い致します。


この質問は今まで50回くらいされました(数字テキトーです)。それでみんな羊羹ミステリーにびっくりします。
留学でホームステイとなれば手ぶらで行けないのが日本人の心。だからって留学先に「引っ越しそば」は可笑しいし「ナボナ」も理解してくれません。僕も初めての留学の時は誰かに質問したはず。。。ということで皆さんの疑問に、僕の独断で答えて行きます。もちろん色々な経験を踏まえての結果です。


それでは早速、「イタリア人に人気の日本土産」の発表です!順不同に並べています。もちろん箇条書きで(あ、僕、箇条書きが過剰に好きです)・・・

  1. 携帯ストラップ
    若い人には確実にウケます。でも年配者には総スカン。きちんと相手の年齢をリサーチしなくてはなりません。ストラップはできるだけ日本ぽいものが好印象。Jアニメのキャラとか、ハローキティーとか間違いなくウケます。ただ東京タワーとか雷門などまで行くと渋い顔になるでしょう。前に「たらこキューピー」のストラップをあげたら無反応でした。。。キャラはメジャー級が良いようです。ちなみに今までの喜び度ナンバーワンキャラはケンシロウでした・・・
  2. 和風Tシャツ
    安定した人気を誇る一品。みんな喜んで着てくれるのでプレゼントのしがいがあるのがTシャツ。でもイタリアはモード発信地、日本人が見てもカッコいいというTシャツをプレゼントしましょう。ギャグ狙いならいいですが「一番」とか「東京」などと大きく書かれたシャツは今や敬遠されます。今までで一番のヒットはユニクロの和風シャツです。値段も手頃で高価に見えるようなのでお勧めプレゼントの一つです。
  3. スナック・おつまみ
    日本のスナックってとっても旨いそうです。エンドウ豆スナックとか、サッポロポテトとかバカ受けです。柿の種、歌舞伎揚げもかなりの打率を稼ぎます。ただスルメとか、乾燥小魚とか、おしゃぶり昆布とかは「超NG」なわけで、「日本人ってプリミティブ?」的な視線を浴びるのは必至。スナックはちょっとかさ張るのが難ですよね。
  4. お菓子・甘み
    これも受けがいいですが、甘みだけは西洋的なものの方が喜ばれる傾向にあります。チョコでも包装がきれいで、形も特徴的で、日本語が書いてあったりすると、ハットトリック達成です。
    不思議と和菓子はほとんど受けません。特に「あんこ」は失敗のもとです。東京バナナとかハトサブレとか、西洋日本菓子が好評です。「干し柿」はかなり微妙、「干し芋」に至ればもう立派な危険球です。
  5. 浮世絵・日本画
    イタリアの家って壁に額がたくさん掛かっているイメージありますよね。それ本当です。だからって浮世絵や日本画をプレゼントをするのは、まさに賭けです。好きな人であれば大喜び、興味がない人なら御蔵行き。。。相手の好みを十分に理解してプレゼントしたら大喜びしてくれます。
  6. 陶器、漆器
    日本好きのファミリーなら間違いなく喜んでくれます。最近はテ・ヴェルデ(緑茶)が流行っていて、店先にも湯のみなどが凄い値段でならんでいます。たとえ高価な湯のみでなくても、イタリア人は高価なプレゼントをもらったと思ってくれるでしょう。費用対効果の高いプレゼントと言えます。
  7. お茶、緑茶
    上でも書きましたが、日本茶は今ちょっとしたブームです。イタリアではジャパニーズ・ティーが高いので、これも費用対効果が良いです。若者には100円ショップの緑茶でも十分喜んでもらえます。
  8. デジタル機器
    日本はまさにデジタル天国。イタリアにもコンピュータマニアは多く、彼らにとって秋葉原はまさに聖地、13時間離れたパラダイス、桃源郷・・・。そんな彼らにUSBガジェットや、変わり種マウスをプレゼントをしたら、それはもうピサの斜塔から飛び降りる勢いで喜ぶでしょう。寿司型のUSBメモリなんて失禁すると思います(あ、失礼)。
  9. インスタント食品
    日本食好きの人には間違いなく喜んでもらいます。伝統とモダンを融合させた日本独自の食文化、インスタント。ただイタリアは「伝統的な食文化」が根付いているので、奇をてらった食品はNGだったりします。松前漬けとか高野豆腐もレッドカードに近いです。
  10. 和風生地
    裁縫好きなマンマなどには受けが良かったりします。打率3割くらいでしょうか。クッションカバーなどにするようですね。
  11. 畳み生地の雪駄、ぞうり
    日本好きの人にはグッとくる一品。僕はこればっかりプレゼントしていた時期がありました。特に男性が部屋履きとして使ってくれます。でも説明しないでプレゼントしたら、洗濯機で洗ってボロボロにしちゃった強者もいますので注意!


勢い余って11個書いてしまいました・・・

どら焼き
「あんこ」がダメってことはどら焼きもダメです。こんなに美味しいお菓子がNGなんて、やっぱり味覚って国によってそれぞれですねぇ〜。



こうやってみると、やっぱり相手の年齢や好みを把握するのが大切ですね。万人受けするのは無難なお菓子ってところでしょうか。
今度はこれNGってものを並べてみます。よくやるミスで、僕は何回もプレゼントしてきて、ようやく「イタリア人には向かない」と理解できました。


  • 羊羹、あんこ
    これ、かなり難しいです。あんこを説明すると「なんで豆をお菓子として食うの?」と質問され、5人に1人は隠れて口からだしたりします。食べられる人でも「わたし大丈夫」っていうのが最大限の賛辞となります。プレゼントした方もちょっと寂しくなるような反応です。。。(もちろんヨウカンやあんこを喜ぶイタリア人もいます。子どもやベジタリアンなどは好きな人多いかんじです)
  • 風呂敷
    これは一度気に入ってくれた人がいたので何度かプレゼントしたことがあるのですが、最終的には使わないでタンスの肥やしとなる傾向があります。オシャレな女の子は細く丸めてベルト代わりに使ってくれましたが、それもウエストがかなり細い人限定となります・・・。
  • 扇子
    これも僕はよくプレゼントしていたのですが、最終的には使ってくれないかなぁ〜。使うの恥ずかしいみたいだし、持ち歩くのを忘れるようです。同様にハンカチも彼らは持ち歩く習慣がないのであんまり使ってくれません。
  • 浴衣
    ハリウッド映画で、ジュリアロバーツなどが部屋着として浴衣とか着物を羽織ったりしていますが、日本好きのイタリア人でもそんなことしないでしょう。そもそもジュリアロバーツもプライベートでは着ていないと思います。喜んで大切に保管しますが、タンスから出るのは親戚などに自慢する時だけのようですね。



浅草仲見世仲見世はお土産の宝庫。でも最近は100円ショップ&ユニクロ派です
僕の今までの経験から導きだした「お土産対策」はお役に立ったでしょうか?今回も皆さんのご意見お待ちしております。
ちなみに僕の家にはプレゼントをされずに息をひそめている「浮世絵」が5枚ほどあります。いつの日か浮世絵好きのイタリア人に会える日を心待ちにしています。

イタリアに関する質問を随時お待ちしております。本ブログ上でお答えするので、コメント欄に書いてくださいね。


posted by Tsuyoshi at 00:26 | Comment(46) | TrackBack(0) | イタリアの質問に答えます | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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